ホロスコープの相性を勉強されている方でパラレルが気になる方は、ぜひ本記事をご覧ください。
パラレルの相性、実はかなり大切です。
パラレルも相性に活用することができます。
- パラレルの相性の理解を深めたい方
- ホロスコープ読みのスキルを上げたい方
- 占星術の奥深い世界を知りたい方
は続きをご覧ください。
パラレルとは?
パラレルとは惑星と天の赤道の角距離のことです。
少地球で定義されている赤道を宇宙に広げた際、赤道を中心に北の何度にあるのか、南の何度にあるのかで、その惑星位置を特定します。
あえて誤解を生むような表現で説明すると、惑星の高さと理解されても良いかもしれません。
パラレルは実はかなり影響が強いアスペクトでもあるので、昨今の占星術ではあまり重要視されていなようです。
ぜひアスペクトを重視されてホロスコープを読まれている方は、パラレルにも注目されて良いと思います。
ちなみにパラレルには2種類ああります。
- パラレル(赤緯同緯度)0度
- コントラ・パラレル(赤緯南北)0度
※オーブは1度です。
例えば、パラレルとはオーブが1度以内で惑星同士が赤緯の北にあり(後述するDeclの値が+)重なっている状態のことです。
コントラ・パラレルとはオーブが1度以内で惑星同士が南北逆にあり(後述するDeclの値がそれぞれ+、ー)、向き合っている状態のことです。
アスペクトの解釈として初心者の方は、
- パラレル=コンジャンクション(合)
- コントラ・パラレル=オポジション(衝)
で読んでみてください。
パラレルの見方は?
パラレルは以下のサイトで簡単にわかります。
①Astro Seekのサイトで自分が知りたい日付を入力しCalculate chartのボタンをクリックします。
※Birth cityは一旦東京(Tokyo)でやってみましょう!
②ホロスコープが作成されます。Positions(赤い下線)のタブをクリックします。
③画面が変わり赤枠で囲んだ部分(Delcから下の枠)が各惑星や感受点の赤緯の情報になります。
パラレルの相性の見方
パラレルの相性はアスペクトで言えば、コンジャンクション(合)、オポジション(衝)をみていくことになります。
どちらもアスペクトでは強い影響力があります。
例えば、自分の太陽に対して相手の土星がパラレル、コントラ・パラレルの場合、健康面や人生のやりたいことに対して強い負荷がかかると言えます。
また、自分の月に対して相手の金星がパラレルを形成していれば金運アップ、愛情に恵まれると読めます。
とは言え、パラレルは吉凶両面、つまり良い・悪いの意味を持ち合わせ、コントラ・パラレルは原則凶の意味になります。
相性の理解を深めたい方は、パラレル、コントラ・パラレルに注目されると非常に深いホロスコープ、シナストリーの読みにつながります。
パラレル、コントラ・パラレルは昨今の占星術ではあまり注目せれませんが、非常に重要な占星術の理論です。
アスペクトの本質
パラレルもアスペクトの一つです。
アスペクトの本質は大きく2つです。
- 見る
- 惑星間の引力関係
アスペクトは元々「見る」という意味です。
ある惑星から0度(コンジャンクション・合)、60度(セクスタイル)、90度(スクエア)、120度(トライン)、180度(オポジション・衝)の位置にある惑星は「見える場所にある」という解釈からこれらの角度が重要視されています。
また、0度、60度、90度、120度、180度の角度にある惑星とは引力関係、つまり互いの惑星間で引っ張り合う力が働くため、人生に影響を与えるという解釈もあります。
パラレルの場合は、後者の解釈に基づくものと言えるかもしれません。
横(経度)の引力関係だけでなく、縦(赤緯)の引力関係が働きます。
そういう意味ではパラレルもしっかりと確認した方が、良い運命鑑定につながるのです。
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