ドラゴンヘッドと木星の合の相性の見方について解説します。
ホロスコープのシナストリー(二重円)でドラゴンヘッドと木星の相性の見方が気になっていた方も多いと思います。
- ドラゴンヘッドと木星が合の見方の注意点が知りたい
- プロの占星術師がどうやって相性を鑑定しているのかを確認したい
- 占星術の基礎をちゃんと学びたい
以上に該当する方は、ぜひ続きをご覧ください。
ドラゴンヘッドと木星が合の相性は注意点あり!
まず結論から書くと、木星を惑星単体として見るのであれば、ドラゴンヘッドと木星が合の相性を見ても実践鑑定ではあまり役に立ちません。
理由は、木星はわりと動きが遅い惑星だからです。
- ドラゴンヘッドは約1年半、同星座にいます。
- 木星は約1年間、同星座にいます。
つまり、ホロスコープのシナストリー(二重円)で相性を見る場合、例えば相手のドラゴンヘッドが自分の木星と合ということは、自分の同級生の多くが同じ配置になるからです。
相性を見る場合においては、ドラゴンヘッドと木星が合の場合というのは、個人の運命に影響しづらいのが現実です。
相性鑑定というのは、自分と相手の特別な運命を占うものです。
自分と同じ同級生の人と相手の運命(相性)を見ても、求められていない鑑定を提供することにつながってしまいます。
今回、特に重要なのがドラゴンヘッドと木星の進行速度をちゃんと理解しているか? です。
ドラゴンヘッドも木星も動きが割と遅いということをわかっていれば、シナストリー(二重円)で確認する優先順位は圧倒的に下がります。
ホロスコープで相性を見る場合、やはり占星術の基礎力が試されます。
木星をルーラーとして相性を読む
一方、木星をルーラーとして読むのであれば、話は一気に変わります。
自分のホロスコープの木星が5ハウスのルーラーであり、相手のドラゴンヘッドと合であれば、恋人になったり同じ趣味を持つといった可能性が一気に上がるからです。
※あくまでも解釈の一例です。プロの占星術師は一箇所だけで見て何か断定することはまずありません。
僕自身、ホロスコープの読み方を教えている際、ルーラー読みを苦手としている方が非常に多いように感じます。
とてももったいない話です。
ルーラーの影響は非常に強く、ネータル(出生図)どころか、相性(シナストリー)、未来予測(トランジットやプログレス)にまで派生します。
ルーラー読みは鍛えておいて絶対に損はないのです。
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ネータルチャート(出生図)でも同様に
今回、ドラゴンヘッドと木星の「相性」の合について解説していますが、ネータルチャートでも同様です。
動きの遅いドラゴンヘッドと木星がネータルチャートで合をしていたとしても、木星を単体の惑星として見た場合は、優先順位が圧倒的に下がります。
一方、木星をハウスのルーラーとして見た場合は、絶対に注目した方が良さそうです。
縁が深い人の傾向がわかるからです。
例えば、木星が11ハウスのルーラーだった場合、ドラゴンヘッドと合をしていると、その合をしているハウスで友人との交流が活発になると読めるからです。
ただし、ドラゴンヘッドを良縁として読んだ場合の解釈です。
ドラゴンヘッドは意外と奥が深い感受点ですので、取り扱いは注意を必要としています。
ドラゴンヘッドの取り扱いについて
ドラゴンヘッドは西洋・インド・中国、各占星術で扱いが違います。
- 西洋占星術では木星に似た効果のある吉星(ベネフィック)扱いです。
- インド占星術においては土星に似た効果があるとされ凶星(マレフィック)扱いです。
- 中国占星術においては火星に似た効果があるとされ凶星(マレフィック)扱いです。
ドラゴンヘッドを単に吉星扱いで読むことを僕はお勧めしていません。
もちろん相性(シナストリー)でも同様です。
ドラゴンヘッドについては、ぜひ以下の記事をご覧になってください。