ホロスコープの相性でヨッドの見方について解説します。
ホロスコープの相性(シナストリー、二重円)においてヨッドは非常に重要です。
ヨッドがある二人の相性だとどんな運命が待っているのでしょうか?
占星術を勉強されている方はもちろん、パートナーシップで悩んでおられる方にも参考になるはずです。
運命を手かがりを必要とされている方はぜひご覧ください。
ヨッド・YODとは
ヨッドはYODとも表現されます。
ホロスコープの惑星や感受点で以下を満たした場合、ヨッドになります。
150度のインコンジャンクション×2と60度のセクスタイルで、鋭いナイフのような二等辺三角形を形成しているのがヨッドです。
以下のホロスコープでは水星と木星、木星と海王星でインコンジャンクション、水星と海王星でセクスタイルを形成しています。
つまり、水星、木星、海王星でヨッド(YOD)を形成しています。
別名、神の指先とも言われています。
ヨッドは二等辺三角形で鋭く尖っている惑星、感受点に強い負荷がかかります。
解釈の一例としては以下が挙げられます。
- 困難
- 束縛
- 宿命
- 不幸
- みじめさ
- 悲しみ
- 恐れ
- 徹底的
ヨッド(YOD)は悪い意味です。
ここからホロスコープの他の箇所も見て総合的に判断してきます。
ホロスコープ・ヨッドの相性の解説
ホロスコープにあるヨッド(YOD)は出生図であるネータルチャートだけでなく、相性にも応用できます。
例えば以下のホロスコープのシナストリー(二重円)だと外輪にある太陽に対して、内側の相手の水星、海王星でヨッドを形成しています。
この場合、太陽に負荷がかかるのは言うまでもありません。
自分(太陽)に対して水星、海王星でヨッドを形成してくる相手といると、以下の解釈が可能です。
- 精神的に疲れやすい
- 気が狂う
- 意思が挫けやすくなり目標達成困難
- 裏切り
※あくまでも解釈の一例です。実際の占星術鑑定ではもっと複雑に複数の角度から検証します。
実践鑑定における相性・ヨッド
僕自身、相性・悪縁の専門家として鑑定を提供しています。
相性(シナストリー、二重円)のヨッド(YOD)は絶対に見逃せないポイントです。
多くの方は相性や悪縁の相手に困っているから鑑定に来られます。
シナストリーにおけるリリスやドラゴンテイルの悪縁の相性で苦しんでおられる方も大勢います。
ヨッドの場合は、わかりやすく生きていくのが困難な相性になりやすいのが特徴です。
特に二等辺三角形の先端の惑星の負荷はかなり厳しいものがあります。
上のホロスコープではもちろん太陽の負荷が肥大します。
健康面でも注意が必要な相性でもあります。
実践鑑定ではさらに、感受点やカスプ、ミッドポイントなどのヨッドにも注目します。
あらゆる角度からヨッドを発見し、人生の困難を回避するためのポイントを見つけないといけないのです。
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ホロスコープ・相性のヨッドは高度な読みになる
占星術の理論に当てはめてホロスコープを読んでいくこと自体は、それほど難しいものではありません。
本当に難しいのはホロスコープが示す解釈です。
特に相性・ヨッドは多少見つけにくいのはもちろん、先にも書いた通り、感受点、カスプ、ミッドポイントなどまで考慮するだけでも相当に奥が深くなります。
さらにそこから惑星、感受点、カスプ、ミッドポイント、特に惑星はルーラー、恒星とコンジャンクション(合)しているか、度数域、包囲なども見ます。
※相性ですので、以上を二人分見る必要があります。結構大変です。(笑)
それぞれの意味を総合的にまとめ、判断しないと解釈そのものが不可能であり、運命を読み当てられないからです。
本やインターネットに載っている情報をただ当てはめるのが鑑定ではありません。
ホロスコープを複数の視点から確認、解釈を創造し、運命を読み当てるのが本当の鑑定です。
鑑定とは非常にクリエイティブな行為であり、ライブなのです。
ホロスコープ・相性のヨッドでは高度な読みになりますが、占星術の基礎がわかっていれば理解し使いこなすことが可能です。
ホロスコープは基礎の積み上げで読んでいくものだからです。
基礎を一つ一つ確認しながらホロスコープを読んでいけば、相性・ヨッドの理解も深まり、運命の真実に近づくことができます。