- 占星術は統計学なのかどうか知りたい。
- 占星術って本当はどんな占いのか知りたい方。
- 占星術のプロはホロスコープをどう占っているのか?
以上が気になる方はぜひ本記事をご覧ください。
占星術が統計学かどうかをプロの占星術師が本気で回答します。
この質問に対してちゃんと答えられる占い師はよい占い師さんでもあります。
それはなぜでしょうか?
理由を確認したい方は続きをご覧ください。
占星術は統計学?
結論から書くと占星術は統計学ではありません。
統計というよりも経験則によるものが大きいのです。
では占星術とは一体どんな占いなのでしょうか?
真実の占星術は以下2つを満たしています。
- アート(感性)
- サイエンス(理論)
占星術で誤解されがちなのは、理論がある程度しっかりしているから理論だけでホロスコープが読めて運命がわかるんでしょ? というものです。
プロの占星術師である僕から言わせれば、そんなことはありません。
Aというホロスコープで当てはまった理論や解釈が、Bというホロスコープで当てはまらないケースなんて日常茶飯事です。
占星術を理論だけで読むというのは、特に実践鑑定レベルだとはっきり言って対応できません。
理論だけわかっていれば占星術師になれるというは完全なる誤解です。
感性の占星術が大事
もちろんホロスコープを読み解く際、理論も大事です。
一方、実践鑑定レベルになってくると必ず必要になってくるのが感性(アート)です。
占星術も立派な占いです。
タロットや易といった占いと同様に、インスピレーションや霊感をバリバリ使います。
実際には予言計画といってホロスコープを読む手順はあらかじめ決めています。
例えば天職を見る際は10ハウスのルーラー(主星)から見ていくように。
一方、インスピレーションや霊感によって使う
- 理論
- ホロスコープ(プラシーダス、ソーラーチャート、ルナーチャート、概算日の出図など)
- 解釈
を時にダイナミックに変えていくのも事実です。
- Aのホロスコープでは未来予測でトランジットを使ったけど、Bのホロスコープではプロフェクションやプログレスを使う。
- プラシーダスで読みにくいと感じたらソーラーチャートーで読んでみる。
- 太陽と火星がスクエアでAのホロスコープでは怒りっぽい読むが、Bのホロスコープでは犯罪者と読む。
といったようにです。
これが実践鑑定です。
感性で理論、ホロスコープ、解釈をダイナミックに使い分けるのです。
向き合うホロスコープによって自分の中にある開ける引き出しを変えていきます。
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理論・解釈コレクターは要注意
占星術の理論をたくさん勉強するのも大切かもしれません。
さらに各理論の解釈をたくさん仕入れている人もいるでしょう。
※特にアスペクトや小惑星の解釈です。
ですが、意外とそういう方でホロスコープがちゃんと読めていない人が多いのも現実としてあります。
なぜなら先にも挙げたインスピレーションや霊感で理論を使い分けたり、解釈を創造する訓練をしてないからです。
特に解釈コレクターの方は要注意です。
本やネットに載っている解釈はあくまでも一例に過ぎません。
その解釈が通用しないホロスコープなんてごまんとあります。
その場で意味を創造し、運命に当てはめていく訓練が足りていない人は実践鑑定でありきたりや的外れなことしか言えなくなるのです。
もっと言えば、本やネットに載っている解釈をそのまま当てはめることがホロスコープを読むことだと思い込んでいる人も多いのです。
現場の占星術鑑定では通用しないことがほとんどです。
理論や解釈も大事ですが、それ以上に人様のホロスコープをたくさん読んだ方が占星術のスキルは上がります。