ドラゴンヘッドとアセンダントの合の相性について解説します。
シナストリー(二重円)の理解を深めたい方にお勧めです。
- ドラゴンヘッドとアセンダントの合はどんな相性なのかを知りたい
- プロの占星術師はドラゴンヘッドをどう活用しているのかが気になっている
- シナストリーの技術を上げて相性鑑定のクオリティを上げたい
以上に該当する方は、ぜひ続きをご覧ください。
ドラゴンヘッドがアセンダントと合の相性は?
ホロスコープにおけるドラゴンヘッドやアセンダントが、超重要感受点であることは言うまでもないことです。
一般的にドラゴンヘッドは良縁を示す感受点です。
またアセンダントは自分自身や見た目を表します。
例えば、相手のドラゴンヘッドが自分のアセンダントと合の場合の相性は良縁である、というのは解釈の一例としては何も間違っていません。
ですが、本当に良縁としてだけで解釈して良いのか? については一考の余地が十分あります。
シナストリー(二重円)における、ドラゴンヘッドとアセンダントの合の相性のポイントは以下になります。
- ドラゴンヘッドの相性は本当に良縁か?
- アセンダントの意味は?
- ドラゴンヘッドとアセンダントの相性を見るときに必要な解釈は?
ここではこの3点について深掘りしていきます。
①ドラゴンヘッドの相性は本当に良縁か?
ドラゴンヘッドは各占星術によって解釈が違う感受点です。
- 西洋占星術では吉(木星扱い)
- インド占星術では凶(土星扱い)
- 中国占星術では凶(火星扱い)
西洋占星術一本でやられている方の大多数は、ドラゴンヘッドが関わるシナストリーはプラスの解釈が多いはずです。
ですが、占星術全体を俯瞰して見た場合、ドラゴンヘッドは吉凶両面で解釈した方が良さそうです。
ドラゴンヘッドの相性については以下の記事がかなりお勧めです。
②アセンダントの意味は?
アセンダントは以下の意味があります。
- 個性
- 見た目
- 体質
さらにアセンダントには「人生最大の幸運のポイント」という解釈があります。
なぜアセンダントに人生最大の幸運という意味があるのか?
その理由は割愛しますが、幸運のポイントであることは間違いありません。
そこに相手のドラゴンヘッドが合であるということは、
- 西洋占星術的な解釈をすれば吉
- インド占星術、中国占星術的な解釈をすれば凶
です。
シナストリー(二重円)において、アセンダント(最大の幸運)が吉にも凶にも傾くのがドラゴンヘッドの合です。
③ドラゴンヘッドとアセンダントの相性を見るときに必要な解釈は?
シナストリー(二重円)でドラゴンヘッドが絡んだ相性はアセンダントだけでなくても、その解釈はかなり奥が深いものになります。
さらに、ドラゴンヘッドとアセンダントが合の場合、実は後述するドラゴンテイルとの関係に注目すべきなのです。
ドラゴンヘッドの逆の位置にドラゴンテイルがあることは占星術の基本中の基本です。
※しかし、意外と見落としがちなポイントでもあるのです。
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ドラゴンテイルがディセンダントと合になる
アセンダントとドラゴンヘッドが合ということは、自動的にドラゴンテイルとディセンダントが合になります。
僕のブログでは再三お伝えしていることですが、プロの占星術師はホロスコープの一箇所だけを見て何かを断定することはやりません。
必ず総合的な判断を下します。
例えばシナストリー(二重円)で自分のアセンダントと相手のドラゴンヘッドが合になっていた場合、自動的にドラゴンテイルがディセンダントと合になります。
ドラゴンテイルとディセンダントが合をどう解釈するか?
ピンときた方もいるかもしれませんが、この組み合わせは凶に傾きます。
ドラゴンテイルは吉凶で言えば間違いなく凶の感受点です。
さらにディセンダントの意味は対人関係、パートナーシップを意味します。
対人関係、パートナーシップが凶という解釈は絶対に見逃せません。
【失敗したくない】ビジネスパートナーとの相性を見極める方法【シナストリー 】
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まとめ:ドラゴンヘッドの相性は解釈にセンスがいる
ドラゴンヘッドをシナストリー(二重円)の相性で見ていく場合、意外とセンスが要求されます。
先に挙げた例をまとめると以下になります。
- アセンダントとドラゴンヘッドの合は西洋占星術的には吉
- しかしインド占星術、中国占星術の要素を取り入れると凶
- さらにディセンダントとドラゴンテイルが合になるので凶
つまり、吉凶だけの判断で言えば確実に凶に傾きやすのは自明のことです。
自分のアセンダントと相手のドラゴンヘッドの合だった場合、人生最大の幸運を示すポイントが吉に傾く、つまり運が上がるというのは理論的には正しいのです。
しかし、総合して考えるとパートナーシップや対人関係、ビジネスを行っている場合、お客様に対してマイナスの影響を与えると読むこと自体は何も間違っていません。
※自分にとってお客様は7ハウスが該当します。
今回、あえてアセンダントとドラゴンヘッドの合の深い解釈には触れていません。
加えて、ディセンダントとドラゴンテイルの合も考慮しなければならないということは、ぜひ理解されることをお勧めいたします。