ホロスコープの相性でドラゴンヘッドは非常に重要な感受点です。
後述しますが、相性・ネータル(出生図)問わず、ドラゴンヘッドはなかなか解釈がややこしいのもまた事実です。
- ホロスコープでドラゴンヘッドの相性をもっと深く読みたい
- ドラゴンヘッドの意味をもっと知りたい
- ホロスコープを使った相性の見方をもっと理解したい
以上に該当する方はぜひ続きをご覧ください。
ドラゴンヘッドの解釈
ホロスコープにおいて重要感受点はいくつかあります。
その中でもドラゴンヘッドは欠かせない存在です。
ドラゴンヘッドは西洋占星術では吉星扱いです。
つまり木星と似た意味があるとされ、原則、良い存在として認識されています。
一方、インド占星術では(土星的)凶の扱いです。
また中国占星術でも実は(火星的)凶の存在です。
ドラゴンヘッドとは、太陽の通り道である黄道と月の通り道である白道が交差してさらに北に向かうポイントのこと。
惑星のように実在するものではありません。
ですが、ドラゴンヘッドは太陽・月という重要惑星が関わっている感受点です。
ドラゴンヘッドが意外と「自我」を意味するという認識は非常に重要です。
ただし、この「自我」とは自分でもわからないけど突き動かされる何か特別な力、エネルギーみたいなものだと思ってみてください。
知らず知らずとその方面へ自分の体や心が向かってしまっているというのが、ドラゴンヘッドの正しい解釈だと僕は理解しています。
西洋占星術的な吉と解釈するか、インド・中国占星術的な凶と解釈するかは、その国の文化、思想を込みで解釈をする必要があります。
相性のドラゴンヘッドは良縁を意味するのか?
ここで今回の本題である「ホロスコープにおけるドラゴンヘッドは良縁を意味するのか?」について、解説していきます。
結論、原則良縁と判断できますが注意が必要です。
ドラゴンヘッドの解釈は魂が向かう方向というのが挙げられます。
ただ、この魂が先にも書いた「自我」も意味するので、例えば相手のドラゴンヘッドが自分の太陽、月とコンジャンクション(合)していた場合、強烈に価値観を押し付けてくることがあります。
ただし、僕のブログでは再三書いていますが、プロの占星術師は一箇所だけ見て断定するということはまずやりません。
複数の箇所を見て、総合的に判断します。
つまり、相手のドラゴンヘッドと自分の太陽・月がコンジャンクションしていて、かつ、他の自分の惑星があまり相手からの支援を受けられてないと判断できるケースがあります。
その時、相手のドラゴンヘッドが悪さしている、「我を押し付けてくる」ということは実は僕の鑑定あるあるです。
これは明らかにドラゴンヘッドの凶の作用です。
特に現代は調和やコミュニケーション力が優先される時代です。
自我が強い人が魅力的、という価値観がどんどんと薄れていっています。
やはり相性においても時代に合わせた読み方が必要になってきます。
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ホロスコープ・相性を読むスキルを上げるマインドは?
今回、ドラゴンヘッドに注目してホロスコープの相性を読む際の注意点について解説しました。
ホロスコープの相性を読むスキルを上げたい方は、ぜひこれだけは忘れないようにしてみてください。
自分は西洋占星術をやっている、古典占星術をやっている、現代占星術をやっている、心理占星術をやっている、インド占星術をやっている、中国系占星術をやっているなど、それぞれ立場というものが自分の中で芽生えがちです。
ですが、実践鑑定を行なっている自分からすると、各占星術の立場なんていうのはハッキリ言ってどうでもいい話です。
なぜならクライアントの方はそういった立場を求めていないからです。
何が言いたいのかというと、貪欲に当たるホロスコープの読み方を求めた方が結果、双方にとってプラスです。
どうすればホロスコープや相性がもっと読めるようになるのか?
運命の真実を読むという目的意識を持っていれば、各占星術の立場なんて関係なく、日々、研究をしていくことが一番大切なのです。