占星術における病気のハウスについて、初心者向けに解説します。
- ホロスコープの病気の見方を勉強したい。
- 病気の種類をハウスで特定するには? に関心がある
- 健康法はホロスコープのどこを見れば良いのかを知りたい
以上に該当する方はぜひ本記事をご覧ください。
占星術で病気のハウスはどこを見れば良いのでしょうか?
またプロの占星術師は病気のハウスをどう使い分けているのでしょうか?
さらに、プロは病気のアドバイスをどう考えているのでしょうか?
実は実践鑑定向けの内容も含めた記事です。
続きをご覧ください。
病気のハウスの使い分け
占星術で病気に関しては以下を中心に確認します。
- 6ハウス
- 8ハウス
- 12ハウス
各ハウスの違いについても少し深掘りします。
6ハウス
6ハウスは病気一般です。
どんな病気にかかりやすいかは、原則、ハウスで言えば6ハウスから見ていきます。
6ハウスの
- カスプの星座
- ルーラーが入っているハウス
- 入っている惑星や感受点
です。
例えば6ハウスのカスプが双子座であれば神経症にかかりやすい、といった具合にです。
※あくまでも解釈の一例です。
8ハウス
8ハウスは手術が主な意味です。
手術の傾向は8ハウスを起点として見ていくと非常に深く読めますね。
こちらも解釈の一例ですが、8ハウスのカスプが乙女座の人はお腹にメスを入れやすいと読めます。
他の見方は6ハウスの記述を参照してください。
12ハウス
12ハウスは長期間にわたる病気を見ていきます。
例えば、12ハウスのカスプが牡牛座の場合、耳鼻咽喉の病気に該当するので、例えばちくのうをずっと患っている、虫歯が多いと読めます。←くどいようですが、これも解釈の一例です。
他の見方は6ハウスの記述を参照してください。
健康法と病気の見方は同じ?
病気のハウスの見方の基本は上記の通りなのです。
逆に健康法のアドバイスをハウスから行う場合も、病気と同様なのです。
具体的には、6ハウスで健康法を読む場合、カスプが双子座なら、双子座は肺を支配しているので、呼吸法が健康法の一つになります。
派生的に見れば、ヨガも良いということになります。
※双子座は手や腕も意味するので、手や腕を動かす健康法は吉と読めます。
他の病気の見方
今回、占星術におけるハウスと病気との関係や見方を解説しました。
ですが、病気はハウスだけを見るものではありません。
- 太陽の星座
- 月の星座
- アセンダントの星座
- プライマルトライアド(太陽、月、アセンダント)とアスペクトを作っている惑星や星座
- リリス(宿命的な病気)
- ドデカテモリー
- ハーフサム
病気に関しては以上の内容にも注目する必要がありますし、少しマニアックですがドラゴニックチャートで病気を特定する技法もあります。
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病気のアドバイスは少し待って
実はここまで紹介した理論を全て考慮した場合、その人の体が病気だらけという解釈になります。
人の体は長い時間を生きていればいるほど、どこかしら悪い面があります。
ある意味適当に病気を伝えても当たってしまうのです。
だから僕の占星術講座の生徒さんには、慣れないうちは病気に関するホロスコープ読みを人前でやらない方がいいと伝えています。
適当に言って当たってしまう以上、自分のスキルが上がらないからです。
さらに言えば、(本当はこちらの方が大切)病気のアドバイスによってマイナスの方へ感情が揺さぶられる人もいるので、実際はハードルが高いのが実情です。
気軽に言っていいものではありません。
そういう意味でも、生徒さんには病気のアドバイスをお勧めしていないのです。
これから占星術を勉強されようとしている方や、プロを目指している人はこのことを覚えておいた方が良いです。
実践鑑定家の僕からして、病気のアドバイスは実はかなり気を使っているので。