ホロスコープ鑑定では、明らかに運命の人との出会いとしか言えない相性を目にすることがあります。
運命の人の特徴はホロスコープではどのように現れるのでしょうか?
占星術的な解説を行うとともに、そもそも運命の人の定義をしっかりと解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
運命の人の特徴6選
運命の人の特徴を持つホロスコープの傾向6つを解説します。
※実際はもっとたくさんあります。運命の人の特徴は僕が知る限り30を超えます。
ちゃんと断っておくと、どれか一つに該当しているからといって、必ずしも運命の人とは限らないということです。
ただ、以下6つの複数が該当すると運命の人に近づいていきます。
パーソナルプラネットのエレメントが完全一致
パーソナルプラネットとは太陽、月、水星、金星、火星のことです。
また、エレメントとは火地風水のことです。
二人の各パーソナルプラネットのエレメントがそれぞれ同じだった場合、運命の人の可能性を上げます。
例えば、自分の太陽が牡羊座で相手の太陽が獅子座の場合、火の星座同士という見方をし、残りの月、水星、金星、火星でもエレメントの一致が起こる状態です。
シンプルな見方ですが、これが意外と馬鹿にできないのです。
相性をいろいろと見てみるとわかるのですが、パーソナルプラネットのエレメントが完全一致するのは、結構珍しいパターンです。
自分と相手の感性が似ている傾向があると判断できます。
カスプの度数が似ている
特にプラシーダスのホロスコープでカスプの度数が似ている場合、先ほど述べたパーソナルプラネットのエレメントがあっているのと同様に、感性が似ているケースがあります。
波長が合う、といった感じですね。
カスプの度数が似ている場合、人生経験も似たようなものになりがちです。
例えば、同じ度数の人が身近にいた場合、アートの世界でそれぞれ生きている(生きていた)とか同じようなタイミングで離婚を経験しているなどです。
互いの人生経験が似ているもの同士が交流した場合、互いのシンパシーを引き起こします。
※後でも述べますが、運命の人とは自分の人生に大きな影響を与える人です。カスプの度数が似ている場合は善きにしろ悪しきにしろ自分の人生の分岐点に出会う人でもあります。
出会ったタイミングが吉か凶のどちらか
出会ったタイミングも運命の人かどうかの判断材料になります。
出会ったタイミングが吉か凶、どちらかに明らかに傾いている場合、自分の人生に影響を及ぼす人になる傾向があります。
占星術は非常にスタートを大切にする占術です。
ホロスコープから伺える出会ったタイミングが吉なら後の結果も吉に傾きやすくなります。
反対に、出会ったタイミングが凶なら後の結果も凶に傾きやすくなります。
ただし、後述する「世間的には凶の結果になったとしても学びに変えれば吉に傾く」はぜひ知っておいてください。
リリス、ドラゴンテール(悪縁)
悪縁といえど縁は縁です。
ホロスコープで見るリリス、ドラゴンテールの相性も悪縁であるがゆえに、強烈に引き合います。
特に恋愛・夫婦関係の場合においてリリス、ドラゴンテールの影響は計り知れません。
悪縁関係は様々な葛藤や苦しみを生むことが多くなります。
ただし、ドラゴンテールの場合は過去の因縁の相手がゆえに今世は借りを返す存在になる可能性もあります。
悪縁の多くは自分のコンプレックスが引き寄せます。
コンプレックスが何かを自分が自分に理解させるために、悪縁の人と引き合わせたとも解釈できるのです。
運命の人というのは本当は非常に奥が深いのです。
>>オススメの記事①:【女性必見!】リリスが強すぎる男性の3つのリスク【ホロスコープ】
師弟関係
ホロスコープで相性を見た際、運命の人で実は結構多いケースが師弟関係です。
先に断っておくと、師弟関係は占星術的に運を上げるよりも下げる方向に働きます。
そこにあるのは試練です。
試練があるからこそ人は成長できます。
恋愛、結婚におけるパートナーとは師弟関係だったというのは、結構あるあるな話です。
師弟関係のパートナーを選んだという、その意味を理解した方が相手と良好になる傾向があります。
ステリウム
ステリウムとは解釈はいろいろとあるのですが、同じ星座やハウスに3つ以上惑星や感受点が存在することです。
相性のホロスコープ、シナストリーで見た場合、ステリウムを相手に与える相手も運命の人の可能性を上げます。
ステリウムは割と知られた占星術の理論ですが、おそらくこの記事を読まれている方の認識以上に影響が強いのです。
その影響は良き、悪しき、それぞれです。
そもそも運命の人とは?
ここで運命の人についての定義を行いたいと思います。
運命の人とは何も、恋愛や結婚の素晴らしいパートナーだけに留まりません。
結果、自分の人生に大きな影響を与えた人、もっといえば人生を吉に傾ける人です。
では、もう少し掘り下げてみていきたいと思います。
人生観を変えてくれた恋愛・結婚のパートナー
恋愛・結婚における運命の人とは、素敵な恋愛ができるパートナーでもあるのですが、実際はその恋愛が自分の人生観を大きく変えた相手であることの方が多いのです。
例えば、
- その人との出会いで自分の恋愛や結婚に対する考え方の未熟さを理解できた。
- 心から尊敬できる相手だった。
- これまでの人生で一番の刺激的な時間を過ごすことができた。
などです。
結果、別れることになる相手であったとしてもです。
自分を善き人生へ導いてくれた人、救ってくれた人
先に述べた師弟関係に該当するのが本項目です。
- その相手から(もちろん常識的は範囲で)厳しい指導を受けた。
- 自分の不甲斐なさを指摘してもらい、結果、自分を変えることができた。
- 自分のため、人のために生きる大切さを教えていただけた。
など、自分の人生の生きる指針を形成したもらったという相手も運命の人です。
時に自分の弱点を相手から指摘されます。
その時は、非常に辛い気持ちになります。
ですが、その辛さを乗り越えた時に本当の成長を手に入れることができます。
離婚相手
今回、あえて離婚相手にフィーチャーしたいと思います。
離婚相手が運命の人はな訳ないじゃないですか!? とお思いの方もいらっしゃると思います。
ですが、ここまで記事を読まれてかつ、離婚を経験されている方の中には、
「確かに離婚相手から学ばせてもらっていた……」
と思った方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
この後に記述する反面教師にも該当します。
離婚というプロセスをあえて経ることで、学べることもあるということです。
>>オススメの記事②:【ホロスコープ】辛い恋愛、結婚になるシナストリーの傾向は?
反面教師
反面教師、つまり悪い見本のことです。
反面教師も運命の人になる可能性があります。
なぜなら反面教師となる人の性質は自分も持ち合わせているからです。
つまり、自分自身の弱点や不甲斐ない点に気づかせてもらっているのです。
反面教師というだけあって、そこには必ず学びがあります。
運命の法則として「世間的には凶の結果になったとしても学びに変えれば吉に傾く」があります。
この反面教師がまさにそうです。
常に学びに変えることのできるメンタリティがあれば、人生は吉に傾けることができます。
そう思えた反面教師の相手も運命の人と言えるのです。
ブレーキをかけてくれた人
ブレーキをかけてくれた人も運命の人です。
ここで言うブレーキとは、これ以上進むと多大なトラブルを引き起こすのを止めてくれた、という意味です。
「自分を善き人生へ導いてくれた人、救ってくれた人」の項目で挙げたのとは、似ているようで少し違います。
例えば、
- 相手が遅刻したからこそ、一緒に乗るはずの列車の事故に遭うのを未然に防げた。
- (実は問題を噂された)ビジネスパートナーとして手を組もうとしていた相手が自分の仲間とトラブルを起こしてご破産になった。
- 過去のパートナーとの結婚が破断になったからこそ、今の素敵なパートナーと出会えた。
などです。
一見、偶然に起きたトラブルのようで、必然的な運命を引き寄せてくれた人も運命の相手といえます。
最後に
運命の人とは何も素敵な恋愛・結婚のパートナーだけではありません。
結果、自分の人生を好転させる人すべてが運命の人なのです。
ある意味、人は運命の人といつも出会っているのです。
その出会いの価値に気づけるか、が運命を好転させる鍵なのです。
ぜひ、今の人間関係を見つめ直してみてください。
本当は自分の人生にプラスにある運命の相手がきっと見つかるはずです。