ホロスコープの相性を見ていく上で、月のコンジャンクション(合)が多い場合の解釈について解説します。
相性、特にシナストリーを見ていく上で、月のコンジャンクションは重要確認ポイントです。
- ホロスコープの相性の見方を勉強されている方
- 月のコンジャンクションが多いシナストリーが気になっている方
- 占星術をもっと深く勉強したい方
- 相性鑑定を極めたい方
以上に該当する方は、ぜひ続きをご覧ください。
ホロスコープの相性における月の重要性
ホロスコープ、占星術で月の重要性はいうまでもありません。
ですが、本当の意味で月の重要性というのはあまり理解されていないのが実情です。
なぜホロスコープや占星術で月が重要なのか?
- 自分自身である
- 生活全般を支配する
- 意識や感情(メンタル)
であるからです。
3つ挙げました。
そりゃそうだよね、という話でもあります。
ですが、これら3つの意味を内包する月が、ホロスコープで相手の惑星や感受点から傷ついたらどうなるのか?
自分自身、生活全般、意識や感情が傷つく、ということは、人生全般が苦しくなるということです。
月は占星術の惑星の中でも実は特殊です。
人生全般を表現する惑星は月だけだからです。
相性で月のコンジャンクションが多いとどうなるのか?
相性で月のコンジャンクション(合)が多い場合、どういう影響を受けるのでしょうか?
コンジャンクションは吉凶両方の意味を併せ持つアスペクトです。
まず、自分の月に相手の惑星や感受点からのコンジャンクションしている場合、解釈の一例として以下が考えられます。
- 土星がコンジャンクションしていれば、原則、健康運が下がるが修行という意味も出てくる
- 木星がコンジャンクションしていれば、金運が上がるが、楽観過剰になりやすく失敗しやすい
- 火星がコンジャンクションしていれば、ケガが多くなるが、恋愛対象ともなりやすい
- 金星がコンジャンクションしていれば、(相手といると)怠惰になるが、恋愛対象や金運が上がりやすくなる
- 水星がコンジャンクションしていれば、意思疎通がしやすくなるが、直接的すぎる言葉を言われやすくなる
- 月がコンジャンクションしていれば、生活リズムは合うが、一緒にいて退屈にもなりがち
といったようにです。
もちろん、天王星、海王星、冥王星やアセンダント、ミッドヘブンや実は各カスプのコンジャンクションの影響も受けます。
重要なのは、月は非常に繊細な惑星であるということです。
それが複数の惑星、感受点からコンジャンクションを受けるということは、相手に振り回されやすくなるというのが本質になってきます。
先にも書いた通り、月は生活全般を支配します。
より相手に振り回されやすくなるというのは、言うまでもありません。
ホロスコープの相性で月を軽んじてはいけない
ホロスコープの相性を見ていく際、月は絶対に軽んじてはいけません。
今回、コンジャンクション(合)にフィーチャーしましたが、実際はオポジション(衝)の影響も同じように受けます。
個人的に実践鑑定を行っていて、月は同じ自分自身を支配している太陽よりもコンジャンクションの影響を受けやすいと感じています。
特に女性の方や人気商売をされている芸能人の方は、月が非常に重要になってきます。
月は他にも、
- 子供
- 精神
- 旅行
- 潜在意識
- 生活習慣
をも意味します。
もちろんコンジャンクションが多いと、これらに影響も出やすくなります。
月は繊細な光を放つ惑星です。
月を活かすには抽象的な表現になりますが、「優しさ」が必要です。
コンジャンクションがエネルギーが強いアスペクトですので、月に対してはどちらかと言えばマイナスに働きがちです。
刺激的な人生や恋愛を望む人には、月のコンジャンクションが多い方が楽しめるのかもしれません。
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