ホロスコープで兄弟の相性の悪さを確認する秘訣をご紹介します。
兄弟が相性が悪いというのは、ホロスコープに如実に出るものです。
- 兄弟の仲の悪さをホロスコープから確認したい
- 相性(シナストリー)をもっと勉強したい
- プロの占星術師はホロスコープのどこに注目しているのかを知りたい
以上に該当する方はぜひ続きをご覧ください。
兄弟の相性の確認ポイントは?
結論から書くと、兄弟の相性を見る際に重要なのは、ネータルチャート(出生図)の読み込みです。
僕のブログを定期的にご覧になられている方であれば、もうおわかりかもしれません。
ホロスコープで相性を見る際、いきなりシナストリー(二重円)を見てはいけないのです。
ネータルチャートに記されている運命(宿命)や凶のポイントが、時間を経て人生に表現されます。
もちろん、今回のテーマである「兄弟の相性の悪さ」も同様です。
単に兄の火星が弟の月とコンジャンクションで…だけじゃないんです。
兄弟の相性の悪さは、火星や土星、また性格に限らず、他の要素でも凶の要素が潜んでいます。
その火星や土星ではない凶の部分が、兄弟仲を悪くしているケースは多数あります。
※ちゃんとホロスコープを検証すればわかることです。
さらに言えば、そもそも宿命的に兄弟仲が悪くなる運命の人もいます。
ホロスコープで言えば3ハウスを起点に見ていきます。
孤独を選択するケースもある
兄弟のホロスコープの相性において、片方がそもそも孤独を選択する傾向がある、ということも時に読み解く必要があります。
仲良くなれないのではなく、「孤独」を選択する方もいるからです。
兄弟仲が悪いと一言で言っても
- 顔を合わせると喧嘩する
- 喧嘩までには至らないが、単純に合わない
- 兄弟のどちらかが積極的に相手に関わろうとしない
といったケースが考えられます。
先に挙げた、ホロスコープの火星、土星が相手との相性に影響を与える、といったシンプルな話ではありません。
やはり大切なのはネータルチャート(出生図)の読み込みです。
そもそも孤独を選択する傾向があるかも相性の確認以前に、ホロスコープから見ていく必要があります。
孤独といえば12ハウスです。
12ハウスを派生的に見ていったり、統治星が12ハウス関連と関わりがないかにも注目する必要があるのです。
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相性以前に人としてうまく付き合えるか?
意外と見落としなのが、血のつながった兄弟とはいえ一人の人間であり、場合によっては性格破綻があるというケースです。
僕の占星術講座の生徒さんたちに伝え続けていることがあります。
どんなにホロスコープで相性が良いと出ていても、性格破綻している人とは一緒にはいられないのです。
これは占星術を勉強されていて、かつシナストリー(二重円)の読解力にチャレンジされる方が陥ります。
くどいようですが、相性を見る前にネータルチャート(出生図)の確認が大前提です。
ネータルチャートから性格破綻の要素がないかを見抜かないかぎり、相性以前に人として付き合えないということがわかりません。
特に実践鑑定レベルになってくると、教科書通りの占星術がほとんど通用しなくなります。
常に研究・検証を重ねた上で鑑定に臨まないと、教科書通りのことしかクライアントの方に伝えられません。
言葉に説得力がなく、かつ、運命とは程遠い内容を言葉にしてしまいます。
いきなり相性(シナストリー)を読むリスクに関しては、兄弟の相性に限らず非常に注意が必要です。
相性を読み解く基礎とは?
相性を読み解く基礎を得るためには、占星術の教科書に載ってある以上の知識が必要です。
もっと言えば、ホロスコープを読み解く基礎は、一般的な占星術の基礎とは違うところにあります。
今回、ご紹介した内容は、ごく一部ですがホロスコープを読み解く基礎をご紹介しました。
基礎なので、本当は誰でも習得可能です。
ネータルチャートも相性(シナストリー)の読み込みも、ホロスコープを読み解く基礎が手に入っていること大きく変わるのです。