ホロスコープとチャート。
この違いや本当の意味をご存知でしょうか?
そう聞かれると答えられる方って結構少ないんです。
- ホロスコープとチャートの違いが知りたい
- 占星術の基礎力を向上させたい
- プロの占星術師(占い師)を目指している
以上に該当する方は、ぜひ続きをご覧ください。
占星術のもう少し奥深い世界をご紹介します。
ホロスコープとチャートの違い
結論から書くと、ホロスコープは本来1ハウスを意味する言葉です。
ホロはラテン語で「時間」を意味するHoraから。
スコープはスペイン語で「見る」を意味するSkoposから。
つまり、ホロスコープという言葉はHora+Skoposの合成語なのです。
ホロスコープの本質とは、この合成語の通り「時間を見る」なのです。
一方、チャートとは本来、海図という意味です。
占星術でいうチャートとは運命の地図のことです。
ですので、僕らが普段ホロスコープと言っているものは、厳密にはチャートと呼ぶのが正しいのです。
しかし、いつからかチャートのことをホロスコープと呼ばれるようになり、一般化したのが現在と言えます。
ホロスコープの本質を解釈する
以下、真中伸也の解釈であることを先に断っておきます。
ホロスコープが本来、「時間を見る」という意味であり、1ハウスを指すのであれば、占星術鑑定で一番重要なのは、「その時のその人(クライアントの方)の振る舞い」を読むことなのではないか、と考えています。
だから僕の鑑定は、性格分析ではなく行動分析を行っています。
1ハウスはチャート(ホロスコープ)の中で一番重要なハウスです。
その1ハウスに「時間を見る」という意味があるのは、非常に示唆に富みます。
時間の経過には、その人の行動や心情の変化を必ず伴います。
ただし、その行動や心情の変化の根源は必ずあります。
その根源が、1ハウスに込められていると考えているからです。
だから、僕はよく生徒さんに、「1ハウスの読み込みを徹底するように!」とお伝えしています。
チャートの種類は?
チャートの種類って何種類あるかご存知でしょうか?
その数30を超えると言われています。
- アセンダントチャート
- レギオモンタナスチャート
- ミッドヘブンチャート
- ソーラーチャート
- ルナーチャート
- 真実の日の出図チャート
- 概算日の出図チャート
- 真実の日の入りチャート
- 概算日の入りチャート
- コッホチャート
- イコールハウスチャート
- ホールサインハウスチャート
- ジジギィ(朔望月)チャート
- パートオブフォーチュン(pof)チャート
世間一般的にはアセンダントチャートが有名ですし、まずアセンダントチャートで勉強することをお勧めします。
ですが、よく占星術に関して、よくある勘違いの一つに「アセンダントチャートじゃないと運命が読めない」というのがあります。
はっきり言ってこれは嘘です。
確かにアセンダントチャートでないとアセンダント、ミッドヘブン、カスプの度数は割り出せません。
ですが、アセンダントチャートで出ていなくて、簡易版とされるソーラーチャートでしか出ていない運命なんて山ほどあります。
ちゃんと検証すればこの事実は簡単に確認できます。
アセンダントチャート至上主義には注意しましょう。
ソーラーチャートでも運命の深い部分に十分アプローチできます。
生まれた時間と場所がわからないから正確な運命が読めない、というのは誤った考え方です。
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ホロスコープ読みのスキルの上げ方は?
最初は手当たり次第にホロスコープを読む、ということをやってみてください。
丁寧に読むというのが理想ですが、最初は楽しむ感じで、たくさんのホロスコープを読んで行った方が圧倒的にスキルが上がります。
- アセンダントチャート
- ソーラーチャート
- ルナーチャート
この3つを中心にされると良いですね。
といっても生まれた時間と場所がわからないのは日常茶飯事なので(特に芸能人は)、ソーラーチャートで検証されることをお勧めします。
さらに言えば、性格分析ではなく、事件事故に遭われた方のホロスコープを読み解いていってください。
理由は、事件事故というのは客観的な事実であり、ホロスコープで好き勝手なことが言えないからです。
ホロスコープ読みが上手な人は、事件事故でちゃんと検証されています。
皆さんもぜひ実践してみてください。
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