ホロスコープの相性で意外と大切な度数の危険性について解説します。
占星術において度数は大切な要素です。
もちろん、ホロスコープの相性にも度数は応用できます。
占星術における危険な度数を用いた相性の見方について、概要をご説明します。
ホロスコープの度数と相性の応用
結論から書くと、ホロスコープの相性と度数には実は綿密な関係性があります。
ホロスコープには以下の度数が存在します。
- クリティカルディグリー
- アナリティックディグリー
- その他意味を持った度数
これらがホロスコープの相性に絡んだ時、相手の人生に影響を与えます。
※これら3つは後述をご覧ください。
特にアナリティックディグリーは相性に大きな影響を与えます。
ホロスコープの相性において、アナリティックディグリーの見落としは厳禁です。
相手の運命に悪い影響を与える傾向が見受けられるからです。
※プロの占い師は一箇所だけを見て何かを断定することは絶対にありません。他の箇所も鑑み、総合的に判断します。
惑星の意味そのものだけでなく、ルーラーとして見る場合、その出自のハウスが意味する事柄を表現します。
※8ハウスのルーラーだった場合、大きなお金や性的なことに関連してきます。
ホロスコープの代表的な度数一覧
①クリティカルディグリー
クリティカルディグリーとは、各星座の特定の度数におけるまさに危険な度数域のことです。
すごくシンプルに説明すると、悪い意味が出ます。
例えば、運動星座(活動星座)の0度が有名です。
始まりを意味するのと同時に、若いが故、危険を孕んでいると読めるからです。
ネータルチャートで研究すると非常に面白いのですが、人生の落とし穴(クリティカルディグリーに特定の惑星がコンジャンクション)を表現したりもします。
②アナリティックディグリー
各星座29度はアナリティックディグリーです。
別名、破壊度数とも言われています。
涙の度数で覚えておられる方もいるかもしれません。
涙の度数とは、牡牛座29度にプレアデスという悪い意味の恒星があることが由来とされているため、29度=涙の度数というのは不正確な情報となります。
29度はその名の通り、マイナスの意味を持つ度数です。
もちろん、29度にある惑星の悪い意味が出るのはもちろん、相性にも大きな影響を与えるのは説明した通りです。
③その他の意味を持った度数
度数域は非常に奥が深く、研究を行うとよりホロスコープが詳細に見えてきます。
一つだけ例を挙げると、乙女座27度近辺は占星術の才能を意味する度数です。
プライマルドライアドである太陽、月、アセンダントがオーブ3度ぐらいでコンジャンクションしている場合、占星術の才能に秀でるという意味が出てきます。
もちろん、マイナスの要素が強い度数もあります。
その惑星が吉に傾くのか、凶に傾くのかで、その人の運命や相性に影響を及ぼします。
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ホロスコープの相性における度数の重要性
今回、概要程度にとどめていますが、ホロスコープにおける重要性は幾分かはお伝えできたのではと思います。
他の記事でも解説していますが、相性を見る場合においても、とにかくネータルチャートの読み込みが最優先です。
ホロスコープのシナストリーでどんなに相性が良いと出ていたとしても、性格破綻している人とは付き合い続けるのが困難だなからです。
もちろん度数の中には良いものも存在します。
事細かにホロスコープを見ていくと、その人の愛すべきところや才能ももちろん見受けられます。
愛すべきところ、才能が自分のホロスコープに吉を与えるポイントも重要な確認ポイントです。
これから占星術を学ばれる方は、繰り返しお伝えしますが、ネータルチャートを読み込む練習をしてください。
その経験値が相性や未来予測の的中率を上げるからです。