ホロスコープ読みの練習に関する注意点をお伝えします。
占星術の勉強で注意すべきことは一体何なのでしょうか?
- もっと効率的にホロスコープを読む練習をしたい
- ホロスコープを読む技術が上がっていない
- プロがオススメする占星術の勉強方法を知りたい
以上に該当する方は続きをご覧ください。
人によっては目から鱗の内容になるはずです。
一番やってはいけないホロスコープ読みの練習方法は?
結論から書くと、ホロスコープ読みで一番やってはいけない練習方法は、
アスペクトの解釈コレクター
です。
解釈コレクターとは特に占星術でアスペクトの勉強をする際に、
- たくさんの占星術の本を読み、アスペクトの解釈をふんだんに集める
- インターネットで、他の人がどんなアスペクトの解釈をしているかを時間をかけて調べる
というものです。
占星術講座で生徒さんにホロスコープの読み方を教えている僕の立場から言わせていただくと、解釈コレクターの人はホロスコープが読めない、という現実があります。
特に現代占星術、心理占星術の勉強をこれまでやってきた方に多く見られる傾向です。
なぜ、アスペクトの解釈コレクターがホロスコープ読みで一番やって位はいけない練習法なのか?
理由は簡単です。
自分が知ったアスペクトの解釈は、Aというホロスコープでは通用しても、Bというホロスコープでは通用しないから。
こんなのは実践鑑定でも日常茶飯事です。
アスペクトの解釈をたくさん集めたとて、ホロスコープは読めるようにはなりません。
ちなみにアスペクトは60種類以上あります。
そのすべてのアスペクトの多様な解釈を集めること自体、不可能です。
仮に集めたとして、どの解釈を適用すれば良いか迷うはずです。
これでホロスコープが読めるようになるわけがありません。
ホロスコープ読みの間違った練習法をする3つの理由は?
なぜ多くの占星術、ホロスコープ読みを学びたい方が、アスペクトの解釈コレクターになってしまうのでしょうか?
理由は大きく3つあります。
この理由は占星術、ホロスコープ読みの練習法に直結する話なので、ぜひ注目してください。
①自分に自信がない
一番大きな理由が、自分に自信がない、です。
もちろん、占星術初心者の方や、プロの占い師になりたいけど、まだ自分のスキルが十分でない方が自分に自信を持つのはなかなか難があるのも理解できます。
ですが、アスペクトの解釈コレクターとは、受験勉強で言えばたくさんの参考書を買って勉強したけど、すべてが中途半端で結果、実力が身についていないのに非常に似ています。
※身に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自信がないからアスペクト解釈を集めまくって、けど、結果、実力が身に付かず占星術、ホロスコープを読むのって難しいと思い込んでいる人も多いのです。
実際、僕の生徒さんが過去、その傾向があります。
②アスペクトは占星術の理論の一部にすぎないことを理解してない
そもそもなぜ、これほどアスペクトが占星術で重要視されているのでしょうか?
確かに世間で売られている占星術の本や講座では、星座、惑星、ハウスの勉強をした直後、アスペクトのことが書いてあったり、教えているケースがほとんどです。
ですが、アスペクトは占星術の理論の一部にすぎません。
もっと言えば、占星術は惑星と惑星の角度だけで占うものではありません。
星座もハウスもあれば、本質的品位やハウスの吉凶、ルーラーを主体とした読み、アラビックパートや恒星などを用いて運命に迫るものです。
アスペクトでその人の運命が表現されていなくて、別の占星術の理論でその運命が表現されていたなんていうのは、よくあるというよりも、そればっかりです。
アスペクト主体で読む方が、運命の真実に気づけないのです。
③世間を疑っていないから
世間で売られている本の多くはアスペクトの解釈がふんだんに載っています。
だから、アスペクトって大切なんだと思ってしまうのも理解はできます。
ですが、もう少し世間を疑うことも大切です。
なぜアスペクト主体で読んでしまうのか?
- 偉い先生がそう読みなさいと言っていたから
- 本にそう書いてあるから
- 周りの人がアスペクトで読んでいるから
これらが大きな理由ではないでしょうか?
ですが、それが本当に正しいということを確認した人はごく少数です。
おかしいですよね?
これだけ占星術講座に通い、本を買い、時間をかけて勉強してきたのにホロスコープが読めないなんて…。
声が大きい人の意見、有名な本、周りの人たちの練習方法って本当に正しいのでしょうか?
世間を疑うことも、占星術の勉強やホロスコープ読みの練習方法には大切なのです。
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最後に
今回、ホロスコープ読みの間違った練習方法について解説しました。
繰り返しになりますが、アスペクトの解釈コレクターになってしまうのだけは避けてください。
ホロスコープはアスペクトだけで読むものではありません。
気をつけてみてください。