ホロスコープの相性に大切なのは出生図の読み込みである、ということをお伝えします。
占星術(ホロスコープ読み)の醍醐味の一つである相性(シナストリー)。
ですが、いきなりホロスコープを重ねてシナストリーを見ても本当の相性わかりません。
その理由を解説します。
- ホロスコープの相性読みのスキルを上げたい
- 相性と出生図の関係性を知りたい
- プロの占い師をやっていて占星術の本質が知りたい
以上に該当する方はぜひ続きをどうぞ。
ホロスコープで相性を読む際に一番大切なことは?
まず結論から書くと、ホロスコープで相性を見る際に一番大切なことは、出生図の読み込みです。
理由は以下3つです。
- そもそも性格が悪すぎる人とは付き合えない
- 相手の凶のポイントを明確にしないと、自分の人生にどんな影響を与えるかわからない
- 相手の本質がわかってこそ、本当の関わり方が見えてくる
この3つを見て、???という方もいらっしゃるでしょうし、確かに!と思った方もいるでしょう。
なぜ出生図の読み込みが一番大切なのか?
その理由を解説しますね。
①性格が悪い人とは相性以前の話になる
相性鑑定でやってしまう失敗の一つに、シナストリー(二重円)でいきなり相性を見てしまうがあります。
相手が自分に幸運を与えるか否か?
運を下げるのはどのポイントか?
いきなりシナストリーで見てしまう人ってかなり多いんです。
けど、相性・悪縁鑑定の専門家である僕から言わせていただくと、それは良くないホロスコープの見方です。
そもそも性格が悪い人とは一緒にいることはできません。
どんなにシナストリーで運を上げる相性と出ていても、性格の悪い人とは一緒にいたくないはずです。
というか一緒にいることは不可能です。
まず、ホロスコープで相性を見る際は、出生図(ネータルチャート)で性格破綻していないかをしっかりと確認する必要があります。
②出生図から相手の凶のポイントを明確化する
ホロスコープが示す凶のポイントとしてすぐに挙げられるのが、火星、土星だと思います。
もちろん火星、土星は凶星であるから間違いではありません。
ですが、凶のポイントはもっとたくさんあります。
ホロスコープによっては火星、土星以上の凶の作用をもった惑星、感受点といったものも存在します。
例えば、一般的には大吉星とされる木星が凶星化し、相手の人生に大きなダメージを与えることも実践鑑定では何度も目にします。
相手の木星が自分の太陽とトラインだからいいよね…だけでは鑑定では通用しません。
相性鑑定に限らず占いに来られる方というのは、困っているから来ているのです。
その方が今、何に困っているのか?
ホロスコープから土星、火星以外の凶を見出すことは避けては通れないのです。
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③相手の本質は出生図に現れる
①でご紹介した性格の話にもなるのですが、相手の本質というのは出生図に現れるのは言うまでもないことです。
相手の本質をいかにホロスコープから読み解くか?
相手の本質がわかっていなければ、相手とどう関わって良いのかが見えてこないものです。
- 一見堅物だけど、心が強く、信頼に熱い人もいます。
- メンタルが弱く、言葉で傷つきやすい人もいます。
- 苦労に苦労を重ねてきて、自分が信じられなくなっている人もいます。
相性鑑定は単に運を上げる相性、下げる相性を見るものではありません。
相手とこれからどうか変わっていくのが双方にとって良いのか?
そのアドバイスも相性鑑定には含まれているのです。
出生図が読めないと相性はわからない
結局、ホロスコープのシナストリーで相性を見る以前に、出生図が読めないと鑑定はできません。
これは僕の占星術講座の生徒さんたちに都度、伝えていることです。
どれだけホロスコープの出生図を読む訓練を積み重ねてきたか?
この経験値が結果、相性のスキルを上げるのです。
だから日々、出生図を読む練習が必要なのです。
出生図を詳しく読める人は、シナストリーの読み込みが深く、素晴らしい鑑定を提供できるようになります。