リリスと海王星が合の見方を解説します。
リリスは執着を意味する占星術の超重要感受点です。
海王星は後ほど述べますが、実は非常に解釈が多様な惑星です。
リリスと海王星が合のをするとどんな見方ができるのでしょうか?
僕のブログを普段から読まれている方であれば、実は結論は出ています。
占星術の基礎の復習、そして占星術の本質が学べる記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
リリスと海王星が合の場合、見なくて良い
結論から書くと、リリスと海王星が合の場合、極論、見なくても大丈夫です。
理由はリリスも海王星も動きが遅いからです。
リリスは9ヶ月間で1つの星座を通過する速度です。
また、海王星は14年間で1つの星座を通過します。
どちらもはっきり言って遅い感受点、惑星です。
リリスと海王星が合の場合、スピリチャルな才能が強化される、といった解釈ができそうですね。
しかし、オーブを何度取るかにもよりますが、リリスと海王星が合の場合、同級生に何人もいることになります。
全員がスピリチャルな才能を持ち合わせていることなんて、あり得るのでしょうか?
もちろんそんなことあり得ません。
遅い感受点、惑星同士の合、もしくは第一種アスペクト(メジャーアスペクト)は個人の運命に強く影響しません。
常識で考えればわかるはずです。
海王星以外でリリスとアスペクトする惑星の記事まとめ
リリスとのアスペクトの理解を深めたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
【相性】リリス – 太陽・月の合、衝に解釈の違いについて解説
占星術の基礎の理解が一番大切
惑星や感受点の進行速度は占星術の基礎です。
惑星で言えば一番早く動くのは月です。
月は2日と6時間ほどで次の星座に移ります。
逆に一番遅いのは冥王星です。
冥王星は1つの星座に20年ほど居座ります。
遅い惑星のアスペクトは個人の運命に強く影響しません。
占星術の基礎ができていれば、リリスと海王星が合といった中途半端な理論に惑わされなくなります。
数多ある占星術の理論に振り回されるのではなく、基礎に忠実に、毎日たくさんのホロスコープを読む方がスキルは確実に上がります。
相性でもリリスと海王星の合は優先順位を下げる
ネータルチャートでリリスと海王星の合はあまり見なくても良いというのは、お伝えした通りです。
もちろん、相性・シナストリーでも同様です。
例えば自分のリリスと相手の海王星が合というのは、多くの同級生が同じ配置を持ちます。
一点、例外を挙げると海王星をルーラー(主星)として見る場合は、一気に見るべき優先順位があります。
相手の海王星が5ハウスのルーラーの場合、恋愛や子供に関することで強い影響があると読めるからです。
これも基礎です。
アスペクトだけで運命が読めないという理由がわかってきた人から、プロの占星術師に近づけます。
以下の記事は本当にオススメです。
リリスと海王星の復習
リリスに関しては、こちらの記事に情報がまとまっています。
リリスが強いホロスコープで、人生うまくいく人、苦労している人の違いは?
海王星は元々魚座の主星です。
魚座は、二匹の魚が一つの紐で包まれたのがシンボルの元になっています。
解釈としては以下のように相反する意味を持ち合わせます。
- 崇高な精神と欲望
- 慈愛と危害(殺人、戦争など)
海王星は読み手のセンスが問われる惑星です。
海王星の読みが鋭くなるためには、毎日ホロスコープと向き合う必要があります。