経営者の方はたくさんの人に囲まれて仕事をしています。
従業員、お客様、取引先、同じ経営者同士の繋がり。
今回のコロナ禍でいろんな人間関係が見えてきたと思います。
自分が苦しい立場になった瞬間、離れていった人。
むしろ苦しい立場だからこそ、自分のために力になろうと努めてくれた方。
ビジネスは人ありき。
人との繋がりで僕らは生かされているし、人とのつながりがあるからビジネスができる。
一見当たり前のようで、今回のコロナ騒動で人とのつながりを見直した人も多いのではないでしょうか?
今回はこのコロナの状況でビジネスに立ち向かう経営者に向けて、経営者が知っておきたい生き抜く知恵をテーマにお伝えしていきます。
試練の2021年秋
この記事を書いている2021年9月12日。
運命に影響を与える、木星、土星、天王星、海王星、冥王星が逆行しています。
これらの惑星が逆行しているタイミングは、この地球に住む人に試練を与えます。
コロナ禍がまだまだ冷めやまない中、ビジネスが立ち行かなくなったり、取引先が倒産したり、、、。
また、よくあるのが従業員のモチベーションの低下です。
誰もが不安を抱える中、特に経営状況が苦しくなると従業員のモチベーションは下がり、さらには退職していく人も増えていく。
これまで経営者の方はたくさんの困難を経験されたと思います。
けど、今回の新型コロナに関してはまさに戦争規模の一大事。
辛い状況の中、経営者は自分がどう振る舞うのか? が問われます。
先が見えない戦いの中で、経営者としてのジャッジが過去一番で問われるのが「今」のはずです。
ピンチになって自分を見放した人はなぜ自分を見放したのか?
このコロナ禍でピンチが訪れた人は大勢います。
もちろん、この記事をお読みになっている経営者の多くは例外ではないはず。
このピンチのタイミングで自分や自分の会社を見放した人は、なぜ見放したのでしょうか?
- 自分は単に取引先の一つでしかなかった
- 儲からなくなった会社に相手は見向きもしなくなった
- (厳しい意見ですが)自分は相手からの信頼を実は勝ち取っていなかった
こんな理由があるのかもしれません。
もちろん、相手の会社自体が経営困難に陥って、自分や自分の会社との繋がりに時間が割けなくなった、というのもあるでしょう。
けど、一人の人間としてのつながり、もっと言えば絆がなかったがために離れていった人も多いのではないでしょうか?
ピンチになって助けてくれた人はなぜ助けてくれたのか?
逆に、今、ピンチの状況だからこそ助けてくれた人もいるはずです。
その人たちはなぜ自分や自分の会社を助けてくれたのでしょうか?
- 相手や相手の会社が苦しい時に自分が助けたことがある
- 相手の立場になって親身に相談に乗ったことがある
- いつも自分や自分の会社を素直に応援してくれる人だった(ファンだった)
きっとこんな理由があるはずです。
経営者の方はぜひ一度、この助けてくれた理由を相手に聞いてみてください。
助けてくれた人には必ず助けてくれる理由があるはずです。
そこが自分、そして自分の会社の強みです。
この辛い状況の時、自分の本当の価値がわかるもの。
自分や自分の強み(相手のとのつながり、絆)の明確化が、このコロナ禍中で生き抜いていくために必要なことです。
強みの明確化、発揮で人間関係を再構築する
今回のコロナ禍はもしかすると激動の時代の前触れでしかないのかもしれません。
今後、もっと大変な事態に陥ることも予想されます。
けど、そんな非常時に乗り切るためには自分の力だけでは足りないもの。
信頼できる人たちと力を合わせる必要があるはずです。
相手はなぜ自分や自分たちの会社を、このコロナの状況で助けてくれたのか?
ここが困難な時代を生き抜くための突破口です。
助けてくれた人に感謝しながら、ぜひ助けてくれた理由を聞いてみてください。
それが強みの明確化、自分たちの強みの発揮につながるはずです。
そして、その強みをアピールしてこれから多くの人と繋がってみてください。
たくさんの感謝がエネルギーに変わっていくはずです。