相性(シナストリー)におけるリリス同士の合の見方について解説します。
リリスは占星術を愛する人にとって、大変関心が高い感受点です。
リリス同士が合の相性について、気になる方が多いのもわかります。
リリス同士の合について、相性・悪縁鑑定のプロがまじめにお伝えできる範囲で語ります。
ぜひ最後までご覧ください。
相性でリリス同士の合は見なくてよい
相性(シナストリー)でリリス同士が合の場合、結論から書くと見なくて良いです。
理由は僕のブログを読まれ続けて来られた方ならすぐにわかると思います。
リリスは意外と遅い感受点です。
9ヶ月で1つの星座を通過します。
リリス同士が合の場合、同級生や同じ年代の人たちが同じアスペクトを形成することになります。
リリス同士が合しているから惹かれあった、というのは常識的に考えてあり得ません。
同級生や同じ年代の人たちがみんな惹かれるという話になるからです。
リリスと遅い惑星、感受点とのアスペクトについては以下が参考になります。
リリスは自分自身を表現する感受点ではない
意外と忘れがちなのが、リリスはアセンダントやミッドヘブンと違って自分自身を表現する感受点ではありません。
リリスは性的魅力、依存、カリスマ性といったアブノーマルな意味を持ち合わせる感受点です。
ゆえに、どうしても怪しい印象で関心を持つ人も多いものです。
さらに、そんなリリスが合の場合、きっとすごい意味や解釈があるはずだと思ってしまうのは、仕方のないことなのかもしれません。
ですが、先にも記した通りリリスは自分自身に影響を及ぼすが、自分自身ではないので、合を見る優先順位は確実に下がります。
リリス同士の合に関心を持つ方は、ぜひこの事実を理解されることをお勧めします。
特定のアスペクトを形成するケースの見方
一方、相性(シナストリー)でリリス同士が合の場合、見ておいた方が良いのがパーソナルプラネットとのアスペクトです。
この場合はしっかりと影響します。
例えばリリス同士が合だとして、衝(オポジション)側に火星がある場合、二人の相性では非常に怒りを覚えやすい、と判断できます。
もちろんグランドクロスといった強烈なアスペクトの場合も強い影響を及ぼしがちです。
グランドクロスは以下の記事が参考になります。
リリスの基本をまとめたページ
リリスの基本については以下のページが参考になります。
リリスが強いホロスコープで、人生うまくいく人、苦労している人の違いは?
リリスの本質の理解について解説しています。
また、リリスとパーソナルプラネットとのアスペクトについては以下が参考になります。
【相性】リリス – 太陽・月の合、衝に解釈の違いについて解説します!
何事においても基礎が大事
今回、相性(シナストリー)におけるリリス同士の合について解説しました。
これまでリリスに限らずホロスコープ読みの記事を複数アップしています。
理由は占星術やホロスコープ読みの基礎がわかっていれば、そんな解釈はできないと思えるものが散見されるからです。
もちろん、占いに絶対はありません。
インスピレーションや霊感が働いて、占星術の基礎から外れるポイントに注目したというケースもきっとあると思います。
ですが、特にプロの占星術師(占い師)を目指す方であれば、鑑定の品質に気を使う必要があります。
安定感のない占いを提供してもクライアントの方の期待を裏切るばかりです。
基礎がしっかりとしてれば、安定した鑑定を提供することが可能になります。
ぜひ、しっかりと基礎を身につけて鑑定に臨んでいただければと思います。