コロナ禍で将来が不安だ、という方がたくさんいらっしゃいます。
将来のことなんて誰もわからない。
さらに新型コロナウィルスで追い討ちをかけられているような感覚があります。
人は過去に後悔し、未来に不安を覚えるものです。
ただ、運命学(占星術)を学んでいると、不思議と未来に対する不安が薄れてくると同時に、過去に対する後悔が和らいでくる感覚を覚えます。
運命学は人の心を穏やかにする力があります。
今回は、運命学、特に占い(占星術)視点で「将来に不安を覚える人が知っておきたい運命のリテラシー」をお伝えしていきます。
※リテラシーとは情報を活用する力のことです。
将来に不安を抱く理由
なぜ、人は将来に不安を抱くのでしょうか?
その理由は、未来がわからないからです。
もちろん、未来はある程度予測することができます。
ですが、完全に未来を言い当てることは至難の技です。
まず知っておきたいのが、そもそも未来に「何」に人は不安を抱くのか? です。
人の悩みは大きく4つしかないと言われています。
今、自分が抱える悩みが4つのうちどれに該当するのか? を確認してみてください。
お金に対する不安
特にコロナ禍で挙げられるのが、お金の不安です。
コロナ禍でお給料が減った。
貯金を崩して生活している。
そもそも貯金がない。
お金の不安は生活に直結する不安です。
お金がないと心がすさむのは言うまでもありません。
仕事に対する不安
今、働いている会社の景気が悪い。
そもそも今、やりたくない仕事を日々やっている。
自分は今、経営者だが会社のトラブルに見舞われている。
仕事の悩みは尽きないものです。
また、コロナ禍で転職やビジネスモデルの変更を余儀なくされている方がいます。
今、ビジネスで何をやったらいいのか? どこから手をつけたら良いのか?
仕事に対する悩みを解消したい人は、実は世代や立場を問わず多いものです。
人間関係に対する不安
人間関係に対する不安はコロナ禍で大きく変わったと思います。
Zoomなどのオンラインによるコミュニケーションが増えて、意思の疎通が難しくなったと感じている人がいます。
また、家にいる時間が増えて、夫婦仲が気まずい。
子どもと一緒に過ごす時間が増えて、どう振る舞ったらわからない。
実家に帰りたくても、この状況では帰ることができないので、両親のことが不安でいっぱいだ。
友人や恋人と接する時間が減って、ストレスが溜まっていく一方だ。
これまでの生活とは打って変わって、一番大きく変化があったのはコミュニケーションではないでしょうか?
健康に対する不安
今、これまで以上に健康に気を使う人が増えてきました。
新型コロナウィルスに感染しないか? 自分が人に移しはしないか? はもちろんのこと、免疫力をとにかく上げて感染防止に努めていきたい方も大勢います。
もちろん、病気を抱えていたり、ずっと体調が悪い状態が続いている人は、今回のコロナ禍を機に健康を見直す人が出てきています。
むしろコロナ禍の状況だからこそ、人生を生きていく上で一番大切な資本である「健康」に目を向けるきっかけなったのではないでしょうか?
いつまでも健康でいたいというのは、人の常なる願いであり、同時に不安の源泉でもあります。
不安への対処法は?
では、どうすれば不安に対処できるのでしょうか?
不安に対する対処法はたくさんあります。
瞑想したり、呼吸法を学んだりして自分の心の安定を取り戻すことはとても大切です。
ただ、なぜ人は不安を抱えるのか?
一度、ここに目を向けてみることをお勧めします。
不安の多くは、未来のことがわからない、未来に対する対処法を知らないから不安のままでいるのです。
つまり、不安に対する対処法のリテラシー、「情報不足」が不安の大きな原因です。
少し抽象的なので、もう少し掘り下げて説明します。
例えば、お金の不安。
お金がないことに不安を抱くことは仕方のないことです。
生活そのものが立ち行かなくなる可能性が高まるからです。
けど、では本当にお金がないと生活ができないのか?
お金がないのであれば、支出を減らしたり、むしろお金を増やすことができないのか? を考えて行動する方が健全です。
そして、ここからが本題。
お金がなぜ減り続けていくのか?
お金を必要以上に使ってしまうのはなぜか?
ここに目を向けたことがあるでしょうか?
※その多くはストレスだったり、不安の解消のためです。何に不安を抱えているかがテーマになります。
また、人間関係も同様です。
なぜ自分は必要以上に人に気を使って神経をすり減らしてしまうのか?
逆に自分はなぜ自我を剥き出しにしすぎて人が周りから離れていってしまうのか?
仕事についてもなぜやりたくもない仕事をやっているのか?
生活のためなのはわかります。
では、本当にやりたくもない仕事じゃないと収入は得られないのでしょうか?
健康でも、なぜ不健康な日々を送っているのか?
ストレスを抱えてしまう本当の原因は何か?
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、すべては自分の心、そして思い込みがそうさせます。
自分の心が思い込んでいることが現実になっているに過ぎない。
今の現実は、自分の心が投影した結果である。
自分の心を変えれば、結果が変わる。
これが運命学の基本的かつ王道の考え方です。
将来に不安を覚える人が変えなければならないのは、まず、自分の心です。
そして、今、本当に学ぶべきは自分の心を変えるための運命学。
自分のこれまでの価値観とは別の、自分にとって新しい価値観である運命学の視点で未来を見つめてみる。
視点が増えることによって、不安がいったん止まります。
自分の心が不安を生み出す時に、別の視点でまず心の平静を取り戻す。
自分の生き方の基準を自分のこれまでの価値観ではなく、人生をより良く生きていくための運命学の視点を基準にしてみるのです。
将来に不安を覚える人ほど、運命学を学んでみてください。
まずは自分にはない新しい価値観の入手。
つまり、運命学のリテラシーの入手です。
ここが突破口になります。
運命学の学び方
僕は占星術師であり、古典占星術をベースとした運命学を研究する者でもあります。
ですが、実際は過去、仏教やキリスト教、道教、哲学、心理学を学んでいたこともあり、統合的な運命学の学び方を実践してきた一人です。
ここでは運命学の学び方について解説します。
古典の本、古典から学ぶ
運命学を学ぶ上で大切なこと。
その一つが古典の本からを学ぶことです。
読み継がれてきた古典の本には強さがあり、また時代に左右されない本質があります。
新しすぎる本には、作者の意図が強く込められ過ぎている可能性があります。
仏教で言えば開祖である釈迦本来の知恵の宝庫である原始仏教(初期仏教)。
キリスト教で言えば聖書。※ただし難しすぎるので漫画から入るのがお勧め。
占星術で言えば古典占星術です。
とにかく原点をしっかり学ぶ。
その後に原点から派生した思想や哲学、宗教を学ぶ。
この順番が大切です。
ルーツを辿り、その本質を知ることこそ、運命学の本質の一つ。
まずは入門編として以下の本をお勧めします。
古典ではありませんが、この本はかなりお勧めです。
※プレミアがついていますが買って読む価値は十分あります。
投資をする
先ほどお勧めの本を挙げましたが、運命学を学ぶ場合、大切なのがちゃんとお金をかけることです。
確かに今、ネットや動画でたくさんの情報が溢れていますが、本質に触れるところまでは行きついていないコンテンツがほとんどです。
本は必ず買って読む。
これが運命学を学ぶ基本です。
いつも手元に置いて読み返す。
また、本に限らず運命学を学ぶ際は、多少出費があってもぜひお金をかけてみてください。
※仏教の説法などはオンラインでも有料コンテンツがあります。
今、何にお金をかけるべきかと言えば、それは学問です。
「知恵」は習得すれば一生の宝になるからです。
無駄な出費を抑えた分、運命学を学ぶためにお金を使ってみてください。
人生を変えるための有益な投資のはずです。
礼儀やマナーを守って接する
運命学を学ぶ上で大切なこと。
教わるからには、礼儀やマナーが求められるということです。
特に人から学ぶ際には、礼儀やマナーが大切。
平気で遅刻したり、ドタキャンしたりすれば運命学を学んでいるはずなのに、運を下げることにつながります。
また、師匠となる人との距離感も大切です。
何でもかんでも質問したり、不必要に関わって師匠の時間を割くのは厳禁。
大切な教えを教えてもらえなくなります。
言葉遣いにも注意してください。
師に対して礼儀を欠く人は運命学の本質を掴むことはできません。
まとめ
人には4つの悩みがあります。
- お金
- 仕事
- 人間関係
- 健康
運命学の視点では、この4つのどれもが自分の心の投影であることはご説明しました。
加えて、自分の心を変えるため、また、新しい価値観で自分と向き合うのが運命学です。
今ある不安は、本当に不安なのか?
そう思い込んでいないか?
運命学の視点だと、今の苦しみにはどういう意味があるのだろう?
ぜひ、運命学を学んでみてください。
コロナ禍の今だからこそ、学ぶ価値があります。
もう一度書きます。
自分の心と向き合い、自分の心が投影する現実を変えるために運命学を学ぶのです。