ホロスコープをもっと読めるようになりたい。
これは、占星術を志す人にとっての大きな目標ではないでしょうか?
ではどうすればホロスコープが読めるようになるのか?
今回は「ホロスコープ見方、3つのタイプ」をテーマに解説していきます。
先に断っておくと、僕のブログでは珍しく、スピリチュアルな内容になります。
ぜひお読みください。
占星術は理論が豊富
占星術を勉強する人であればお分かりだと思いますが、占星術はとにかく理論が多い占術です。
一例を挙げると、、、
- 本誌的品位
- 宮(ハウス)の吉凶
- 主星(ルーラー)読み
- アスペクト
- 逆行
- コンバスト
- サンビーム
- 包囲
- アラビックパート
- ハーフサム
- 恒星
- アナリティックディグリー
- クリティカルディグリー
- トランジット
- プログレス
- シナストリー
などなど。
ここでは計16の理論を挙げましたが、あくまでも項目レベルです。
どの理論も一つ一つをしっかりと見ていくと、恐ろしく深いものばかりです。
プロほど基本をとにかく大切にします。
プロであってもこれらの理論を使ってホロスコープの7〜8割を読むからです。
日々、自分が使っている理論を用いてホロスコープで検証を行っています。
ホロスコープの3つの見方
先にも挙げた理論を使ってホロスコープを読んでいくわけですが、実際のホロスコープの見方は大きく3つに分けることができます。
①理論駆使タイプ
とにかく理論を使い倒して読んでいくのがこの理論駆使タイプです。
日々自分が得意とする理論で読んでいきます。
この理論駆使タイプは、全占星術初心者〜中級者が通る道です。
占星術のベースとなる理論を理解し、実践のホロスコープ読みで使えるようにするためです。
理論を駆使してホロスコープを読むことによって、例えば、なぜこのホロスコープの持ち主は離婚する運命だったのかを説明できるようになることを目的としています。
②インスピレーションタイプ
実際の鑑定家、特にある一定水準を超えた占星術師で見かけるのが、インスピレーションタイプです。
理論も使うけど、実はインスピレーション全開で読んでいるタイプです。
インスピレーションの発揮の仕方は人それぞれです。
ホロスコープの解釈の時にインスピレーションで読んだり、はたまた、使う理論をダイナミックに変えたりします。
ホロスコープは最後、インスピレーションで読みます。
本当に優れた読み手は、ホロスコープを理論通り読んでも実践鑑定で運命には近づけないことがわかっています。
インスピレーションタイプの読み手はそのことを重々承知しています。
インスピレーションで読むことによって、ホロスコープの星座、惑星、ハウス(宮)、感受点などで表現されていない、もっと奥にある運命の本質に近づくのです。
③自動翻訳タイプ(下してくるタイプ)
かなり特殊なのが、自動翻訳タイプです。
ホロスコープを読むというよりも、どこかから声が降りてきて「言わされている」読み手です。
俗に言う、「繋がっている」というものですね。
自動翻訳タイプは、意外と天然でやっている人がいます。※僕の生徒さんにも一人います。
なぜ、そうホロスコープを読んだのか、もっと言えば、なんで自分がそんなことを言ったのかをホロスコープの読み手である本人はわかっていません。
けど、その発した言葉が運命の真実を告げている……。
少数ですが、自動翻訳タイプのホロスコープの読み手がいます。
※インスピレーションでホロスコープで読む研鑽を積んでいる人の中に、後天的に自動翻訳タイプの人もいます。常に自動翻訳でホロスコープを読んでいるというよりも、瞬間、瞬間でスイッチが入るタイミングで自動翻訳的にホロスコープを読んでいるのです。
オススメの記事①:【初心者必見!】占星術の学び方まとめ【占星術講座】
目指すべきはインスピレーションタイプ
占星術は理論が豊富でしっかりしている一方、日々研究しなければ理論通りに運命が出ないもの。
故に、毎日ホロスコープと向き合い、自分が使っている理論で検証するというのは基本中の基本です。
ですが、それでも実践鑑定ではインスピレーションが要求されます。
教科書通りにホロスコープを読んでも、クライアントの方の質問や悩みに対応できないからです。
※占星術の教科書的な本に載っている解説はあくまでも解釈の一例に過ぎません。
限られた鑑定時間の中で、都度、インスピレーションを駆使してホロスコープと向き合い、クライアントの人生を変える突破口を見つけたりします。
インスピレーションは鍛えることも可能です。
その鍛え方は、ホロスコープをたくさん読むこと。
これ以外、ほぼ選択肢がありません。
実際には、元々霊感が強い家系や、祖父・祖母の感覚が鋭かった人といった方で例外的にインスピレーションで読むのが得意という人もいますが、こういった人は非常に稀です。
日々、ホロスコープを読んでいくと勘が養われていく傾向があります。
結局、日々の鍛錬でホロスコープ読みを鍛えていく必要があるのです。
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占星術の道に近道なし
人は楽をしたがる生き物です。
どこかに近道がないかを探そうとします。
ですが、近道は残念ながらありません。
日々研究をするという王道が唯一の近道なのです。
占星術の基礎をしっかりと身に付け、日々ホロスコープと向き合い、自分が良く知っている理論を用いて読み、それでも運命が出ていなければ別の理論を用いる。
研鑽を積み重ねていくと、インスピレーションが養われ、教科書には載っていない運命の言葉を口にすることができる。
もっと言えば、これまでになかった占星術の有用な理論が見つかることもあります。
これが占星術の道です。