シナストリーでグランドクロスの見方をご紹介します。
相性を見る際、互いのホロスコープを重ね合わせるシナストリーが大切です。
シナストリーで双方の惑星や感受点でグランドクロスを作っていた場合、どんな影響があるのでしょうか?
相性鑑定を専門に行なっている占星術師が、初心者向けにお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
シナストリーとグランドクロスの簡単な解説
シナストリーでグランドクロスとは双方のホロスコープを重ね合わせた時、惑星、感受点、小惑星で衝(オポジション)を2つ形成した際、さらにその2つの軸が90度で交わった状態を指します。
衝(オポジション)は180度の角度です。
つまり、凶角で縛られた状態がグランドクロスなのです。
シナストリー|グランドクロスの凶作用
シナストリーでグランドクロスを形成した場合、吉か凶かで言えば明らかに凶です。
初心者向けに書ける範囲で書くとグランドクロスは以下の凶作用の可能性が上がります。
- 束縛感
- 依存
- 双方の運を下げ合う
- 体調不良
- 仕事上での妨害に遭いやすくなる
- 人が離れていく
重要なのが、例えば仕事上での妨害に遭いやすくなるというのは、相手が妨害するのではなくて、なぜか不思議と妨害に遭うとこが増えるということです。
ホロスコープを読む時は、原則一箇所だけを見て判断することはありません。
グランドクロスだけで妨害に遭いやすくなるわけではないのですが、確率が上がっているビジネスパートナーのホロスコープは何度も目にしています。
グランドクロス|離婚に発展するケース
シナストリーでグランドクロスを形成している夫婦が、離婚に発展するケースはままあります。
もちろん夫婦だけではなく恋愛やビジネスにおいても、別れにつながるという意味では同様です。
二人の人間関係を困難にするのがシナストリー・グランドクロスの本質です。
凶角でつながってしまった間柄だなので、仕方がないといえばそれまでですが、改善が難しいのもまた事実です。
少しレベルの高いグランドグロスの読み方
ここまで読まれてきた方で、結局、シナストリーでどの惑星や感受点とのグランドクロスが影響するのか? と思った方もいらっしゃると思います。
セオリー通りであれば、自分自身を意味する太陽、月、アセンダントが優先されます。
またパーソナルプラネットや凶星である火星、土星に注目するのも正しい手順です。
しかし、実際は10惑星やアセンダント、ミッドヘブン、リリス、ドラゴンヘッド(ドラゴンテール)などすべてにおいて重要なのです。
理由は、10惑星はホロスコープの12ハウスのルーラ(主星)ですから、12ハウスそれぞれの人生分野における困難を意味するからです。
また、リリスもドラゴンヘッドも人生に大きな影響を及ぼす重要感受点です。
シナストリーのグランドクロスは、実践鑑定レベルになってくると実はかなり奥が深いホロスコープ読みが求められます。
なぜその相手を選んだのか?
実際の占星術鑑定ではシナストリーでグランドクロスを形成したからといって、一喜一憂はしません。
大切なのは、なぜその相手を選んだのか? ということです。
さらに言えば、相手を選んだ理由をホロスコープから探すのが次の一手となります。
タイミング、自身が抱える心の闇、相手が自分に与える凶作用などの視点で選んだ理由を模索します。
もちろん鑑定で気づきを得て、今のパートナーとの関係を見直したり、次に出会うであろう人とより良い関係を築くためです。
シナストリー×グランドクロスのオススメの記事
今回、シナストリーとグランドクロスの見方について解説してきました。
先にも書きましたら、実際は相当に奥が深いのがシナストリー・グランドクロスです。
ぜひ、たくさんのホロスコープをご覧になって研究されることをお勧めします。
こちらのページも参考になりますので、ぜひご覧ください。