占星術で超重要惑星に位置付けられている月。
太陽やアセンダントと同じく、自分自身を表現するからですね。
一方、月は潜在意識の惑星としても知られています。
今回は、月の潜在意識の側面を解説していきます。
復習:月はどんな惑星か?
そもそも月はどんな惑星なのでしょうか?
月にはこんな意味があります。
- 女性
- 気分
- 生活習慣
- 移動
- 変化
- 一般大衆
- 人気
- 液体
月一つとっても意味が広いですね。
月に一般大衆や人気といった意味があることは、もしかするとあまり知られていないかもしれませんね。
月は1日あたり13°ほど進みます。
2日と6時間ほどで次の星座に移動してしまう高速な惑星。
惑星ではもちろん一番早く動きます。
月は動きが早い=自分の精神を表す、故に、、、
月も気分や精神という意味があります。
ちなみに、精神統一が得意な人っていますでしょうか?
ほとんどいないと思います。
なぜなら、人間の精神は移ろいやすいからです。
この解釈は非常に面白いと思いませんか?
人間の気分、精神は場所やその日の天候に大きく左右するということです。
いい場所に居れば気分は上がる。
いい人が周りにいれば気分は良くなる。
ということは、人の気分や精神を安定させるには、いい場所、いい人が必要になってきます。
ストレスが多い現代社会において、自分が良いと感じる場所、人と過ごす時間を増やしていくことはQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の質を上げることに直結します。
合わない場所には行かない、会いたくない人には会わないというのは、月、ひいては人間の気分や精神のために必要なことと言えます。
月で潜在意識を読む
月は気分や精神はもちろん、潜在意識も表します。
そもそも、潜在意識とは何かを解説します。
潜在意識とは有意識、つまり自分が思っていること、考えていることの裏側にある自分でも気づいていない意識のことです。
占星術も一部、潜在意識を読み解く鑑定を行うケースがあります。
一番有名なのがアストロダイスですね。
潜在意識は自分が今、必要な答えを知っているとされています。
アストロダイスが出た目で、自分の今、本当に欲している答えを明らかにする。
※アストロダイスで好きな異性へのアプローチ
個人的には鑑定でアストロダイスを用いて、クライアントの方の潜在意識を深く読むことがあります。
また、ホラリー占星術で潜在意識を読むことも可能です。
※いわずもがな、ホラリー占星術はアセンダントをかなり重要視しています。アセンダントにも潜在意識が宿ります。
個人的にはネータルチャートの月で、その人の潜在意識がどこに(何に)向かいやすいのかを読むことがあります。
※これは少し高度な技術です。
月はパッシブスターでもあるので、近くの惑星の影響を受けやすいのです。
例えば、月の近くに冥王星があると、潜在意識の傾向として徹底した変化や血縁関係に好むもの、自分の想像を超えたエネルギーといったキーワードから推測していきます。
最後に、、、
月と潜在意識について解説してきました。
月一つ取っても奥が深いし、潜在意識にまで思いを馳せると、それこそ奥が深くなります。
最後に、月と潜在意識の関係で忘れてはならないのがトランジットの月ですね。
トランジットの月が自分のホロスコープの何ハウスに入るかでも潜在意識が読める場合があります。
もちろん最後はインスピレーションで読みます。←月だけに(笑)。