金星。
言わずもがな占星術における重要惑星です。
お金や愛を表現する惑星で認識されている方も多いと思います。
今回はプロの占星術師が注目している金星のリアルな話5つをお伝えしてきます。
①意外と見落としがちなコミュニケーションとしての惑星
金星で意外と見落とされがちなのが、水星にも似た性質があるということ。
具体的には、「コミュニケーション」です。
水星は「正確に伝える」ということに重きがあるのですが、金星は「仲良くコミュニケーションする」という意味が強くなります。
※対人関係を意味する7ハウス(宮)の定位置星座、天秤座の主星が金星だからですね。
円満に人と付き合っていくためには、金星の要素は欠かせないのです。
金星を単に結婚やお金、という理解だけに留まっていると金星の読みが甘くなりますのでご注意を。
>>オススメの記事①:【ホロスコープ】人生を支える水星の大切な話
②金星も水星と同様に傷つきやすい
金星は太陽と48度以上離れることはありません。
つまり、金星も水星と同様にコンバストやサンビームの影響に遭いやすいということです。
金星も何かと傷つきやすい惑星です。
※ちなみに金星の逆行は1年半に1度、40日間ほどです。
人と人とが仲良くやっていくのが難しいのは、占星術的には金星がそもそも傷害を受けやすい運命にあるからと言えます。
故に、金星が傷つきやすいからこそ、金星が意味するもの、今回で言えば人と仲良くやっていくために必要なことは何か? という知恵を人は学んでいく必要があるということです。
③愛とお金で裏切られた時、人はどうなるのか?
とはいえ、金星が愛やお金を意味する惑星なのは、歴然とした事実です。
少し視点を変えて、愛とお金で裏切りがあった場合、特に裏切られた人はどういった行動を取るのでしょう?
ヒントは先にも少し書いた金星が7ハウス(宮)の定位置星座である金星の主星であるということ。
7ハウスにはもちろん対人関係という意味があったり、結婚といった意味があります。
一方で、戦争相手という意味も7ハウスにはあるのです。
相性・悪縁の専門家として活動している僕としては、金星の負の要素は見逃せません。
金星に関する裏切りが起きた時の行動も、金星で読んでいるからです。
覚えておきたいのが、愛やお金の裏切りにあった時、被害者は戦争相手に変わりやすいということ。
実践鑑定家として金星の研究はとても大切なのです。
>>オススメの記事②:【知っておきたい】夫の浮気・不倫傾向を占う3大ポイント
>>オススメの記事③:【ホロスコープ】辛い恋愛、結婚になるシナストリーの傾向は?
④金星の悪い意味「怠惰」
金星は吉星であり、良い方の意味で受け取られやすい惑星です。
さらに、「怠惰」という意味も押さえておくとホロスコープ読みがグッと良くなります。
怠惰、つまり、怠けるという意味ですね。
金星がどのハウス(宮)に入っているか? でその人が怠けやすい人生分野を見ていくのは、結構興味深いホロスコープ読みとなります。
例えば、3ハウスに金星が入っていれば、契約事で怠惰、つまり、詰めが甘くなるといった感じで。
もちろんこれは解釈の一例であり、非常にシンプルな読みですが、意外と疎かにできないのも事実。
こういった読みもむしろプロだからこそ重要だと言えます。
※理論を駆使してホロスコープを読んだからといって運命に近づけるわけではありません。基礎だけでも十分運命に近づけます。
⑤やっぱり知りたい金運の本質
最後に、金星=金運について解説します。
お金は誰が運んでくるのか?
この答えが明確なら、お世辞でもなんでもなくお金を稼ぐ才能の持ち主です。
そう、人ですね。
お金は人が運んできます。
やはり対人関係を意味する7ハウス(宮)の定位置星座えある天秤座に関係していそうですね。
お金を稼ぐにはビジネスが必要。
本当に優れたビジネスとは、相手のことを徹底的に考え、相手が必要だったり欲しいものを形作り提供することです。
ビジネスは常に相手ありき。
この本質を忘れなければ、金運は向上するはずです。