今、経営者、個人事業主に限らず、あらゆる人が知っておきたいのが帝王学です。
帝王学とは、帝王が帝王たるにふさわしい教養や態度、考え方を身につけるためのものです。
なぜ今、帝王学が重要なのか?
理由は圧倒的なリーダーが不在の現在、周りの人の力を借りながらも自分自身が「自分の」リーダーとなって人生を生き抜いていく必要があるからです。
右肩上がりの経済成長は、バブル経済終焉でとうの昔に終わっています。
誰か偉い人、親の意見を聞いていれば人生安泰、、、そんなことは絶対にありません。
自分の人生の責任は誰も取ってくれない。
自分のリーダーは「自分自身」です。
自分が自分の人生をリーダーとして率いて、自分の意志で人生を変えていく人こそ運が良い人、つまり幸運が訪れる人です。
鑑定の現場で常々感じているのは、自分の人生に責任を持っている人は運気の上下がありこそすれ、結果、右肩上がりの運を掴み、人生を謳歌されています。
一方、常に誰かのせいにしたり、人に依存している人の人生はいつまで経っても不幸なままです。
今回の記事では、誰もが知っておきたい帝王学の本質を占星術の視点で解説します。
そもそも占星術って何?
帝王学の前に「占星術」について説明します。
占星術は占いの技法の一つです。
タロットや四柱推命など、占いに興味のない方でも聞いたことがある人も多いと思います。
それら占いの一部であるのが占星術です。
ですが、占星術は他の占いと大きな違いがあります。
それは、歴史、誰が使っていたのか? そして現代での活用法です。
占星術の歴史
占星術は5000年の歴史があります。
これは他の占いと比較し相当深いはずです。
中国発祥の古典的占いの技法である易、その根本となる易経で広まったのが宋の時代(AD960年ごろ以降)です。
タロットに関して諸説ありますが1300年代後半に広まったというのが有力です。
占星術は紀元前からある占術です。
別の視点で見れば、世界で一番読まれている本と言われている聖書より歴史が古いのです。
人間がより良く生きるための知恵の集大成が占星術と言っても過言ではありません。
占星術は誰が使っていたのか?
今回の「帝王学の本質」を解説にするの一番大切なのがここからになります。
占星術はその昔、時の為政者しか使うことが許されませんでした。
為政者がその国や領土を統治するために活用したのが占星術です。
戦争に勝てるか、自分たちの家系は発展するか、次の後継者は誰が良いのか?
その時々で占星術は為政者の悩みに対応してきました。
故に為政者、つまりリーダーの人生をサポートしてきたのが占星術なのです。
補足)占星術でよく言われているのが、「富豪は信じなくても大富豪は信じる占星術」というのがあります。これこそ為政者に愛された占星術を如実に表す言葉です。
占星術の現代の活用法
占星術の活用法は多岐にわたります。
その人の天職、新規事業を展開するベストタイミング、理想の結婚相手はもちろん、運が上がる国など、ここでは書ききれないぐらいのボリュームです。
※仮に「占星術の活用法」をテーマにしたセミナーを開催するなら、1日コースでも説明できないと思います。
占星術は今なお研究されており、株価の動向、占星術風水(吉方位、住まいの運気アップ)といった内容にも活用されています。
そして、、、やはり現代占星術の最大の活用法は相性・悪縁です。
占星術で相性を見るのは過去から存在しています。
ですが、悪縁について、特にリリスという性的な魅力(不倫の原因になりやすい)が絡んだ相性は現代の技法です。
真中自身、悪縁鑑定の専門家ですが、リリスはもちろんドラゴンテールや自分で開発した悪縁特定の技法は実践鑑定では欠かせません。
※僕が知る限り、悪縁を明確に割り出せる占術は占星術以外ないはずです。
そして、何より占星術は人生哲学書でもあります。
先にも書いた通り、占星術は5000年の歴史があり、人の悩みに対応し続けてきました。
- 人はどう生きるのが幸せなのか?
- 何をすると不幸なのか?
- 周りの人を幸せにする方法は何か?
占星術の研究を深めれば深めるほど、これらの答えが見えてくるはずです。
占星術視点の帝王学の本質
ここからが今日の本丸です。
帝王学の本質とは何か?
その昔、為政者しか使うことが許されなかった占星術。
占星術視点の帝王学の本質を今回は3つご紹介します。
誰にもリーダーとしての素養がある
自分にはリーダーとしての素質がない。
そう思い込んでいる人は大勢います。
過去、部活に所属していてもリーダーに任命されることはなかったし、会社で働いていても重要なポジションにつくことができなかったなど、自分はリーダーとの縁が遠いと感じている人がいます。
一方、経営者であったとしても、自分の経営者としての資質に悩んでいる方がいるのも事実です。
ですが、占星術で使用するホロスコープ(その人の生まれた日時、時間、場所で作成した星の地図)を眺めていると、誰にでもリーダーとして素養があることが見えてきます。
リーダーとしての素養については以下の記事をぜひ一度お読みください。
【必見!】あなたはどの経営者タイプ? 自分に合ったリーダーシップを確認しよう!
経営者タイプを語っている記事ですが、実際はリーダーシップの発揮の仕方について解説しています。
自分にはリーダーとして振る舞える場所がある
僕の鑑定、特にビジネスに関する相談を受けられた方によくお伝えしているのが、ポジションの話です。
誰にも自分がリーダーとしての素養が発揮できる場所があります。
手前味噌ですが、僕、真中自身がそうです。
一般企業で僕がリーダーになることはまずないでしょう。
その資質がホロスコープで表現されていないからです。
ですが、占いやカウンセリングといった分野では僕という人間の強みを発揮します。
ありがたいことにクライアントの方でリピーターになっていただいている方はもちろん、ご紹介を多数いただいていますし、生徒さんに占星術を教えるのを仕事としています。
最近は特に、経営者の方のご相談に乗ることも増えてきました。
誰にも自分の実力を発揮するポジションがあります。
勇気を持ってポジションチェンジする。
自分にふさわしい場所を探す。
経営者の方は自分の立ち位置を変えると劇的に運命が変化する方もいらっしゃいます。
例えば、母性の資質が強い男性経営者はとにかく部下の話を親身になって聞く、というのがあります。
経営者は厳しくないといけないというのは、ステレオタイプな解釈です。
自分に合ったリーダーシップの発揮方法を知り、アプローチを変えるだけで自分の可能性に気づき、結果、経営者としての手腕が発揮できる方もいらっしゃいます。
リーダーとしてのポジション、かなり重要です。
>>オススメの記事①:【真髄】占いの効果を最大限に発揮する質問は?
真のリーダーは知恵を分け与える存在である
リーダーとしての仕事は何か?
このテーマで議論するなら多数の意見が出るはずです。
人を引っ張る、多くの人が幸せに暮らせる場所を提供する、会社であれば売上をとにかく上げる人、組織をまとめる人、という意見も出てくるでしょう。
ですが、占星術の視点だと少し違ってきます。
理由を詳細に解説するならば、読み手の方に占星術の知識が求められるので、かなり省略して記しますが、
人生最大の幸運は知恵を授けること=師(先生)
でもあるからです。
これは西洋占星術ではなく、インド占星術的なアプローチになります。
真のリーダーとは究極的に言えば知恵を授ける師。
自分が持っている知恵を他者に授け、他者の幸せを手助けする人のことです。
これって別の視点で考えると、リーダーになるとは他者に知恵を授けられるぐらい自分が成長することでもあります。
>>オススメの記事②:将来に不安を抱く人が知っておきたい運命学とその学び方【占い師からのアドバイス】
最後に、、、成長し続けよう
今回、帝王学について占星術の解説してきました。
最後にお伝えしたいことをここに記します。
それは、、、
成長しよう、成長し続けよう
ということ。
人は自分の成長を諦めた時、本当の意味で老い、衰えがやってきます。
成長とは何も今よりお金を稼ぐことだけでもないし、仕事で出世することだけでもありません。
成長とは知恵を身につけることです。
知恵を身につけ、自分にはない新しい発見をし、自分の身を正し、行動を改めることです。
成長を諦めた人の多くは、不幸を彷徨います。
理由は簡単です。
成長を諦めた人は自分の魅力を失うからです。
魅力がない人に人は集まってきません。
魅力がない人は自分の実力を他者に発揮できないまま、人生を終えていくのです。
これは帝王学、つまりリーダーとしての生き方の真逆になります。
日々の生活から、また、自分の知らない世界について学び続けてください。
学ぶことは幸せにつながるアプローチです。
そして何より、その学び、知恵を人様に提供できるようになってください。
以上!