明確な違いはあいまい
意外と疑問に思っている人が多い、占星学と占星術の違いについて解説します。
といっても僕なりの解釈ではあることを先に断っておきます。
占星学と占星術の明確な違いはあいまいだし、誰かが明確に定義したものが正しいというわけでもないと思います。
ただ、以下に記すことは僕の占星術講座で生徒さんに教えている内容でもありますので、参考になると思います。
占星学とは?
占星学とは、理論を主としたもの。
そして、ホロスコープでその理論が当てはまっているか検証する行為を指す。
例えば、怒りっぽい人のホロスコープで、太陽 – 火星がコンジャンクション(合)、オポジション(衝)、スクエアを作っていないか?
惑星と惑星の角度であるベーシックな理論であるアスペクトをきちんと学んだのち、その理論を検証する一連の流れが占星学。
占星術とは?
占星学の理論をベースにしながらも、インスピレーションでホロスコープを読む行為が占星術。
インスピレーションを駆使するので、その時々で使う理論はダイナミックに変わります。
また、実際の鑑定では、理論と理論を組み合わせて読むのですが、その組み合わせもインスピレーションで変わっていくものです。
著名な海外の占星術師は自身の著書の中で、とあるホロスコープの解説では5度前ルールを適用して読んでいるが、次のページにあるホロスコープでは5度前ルールを適用せずに読んでいる、といったことがあります。
理論を主とした占星学では矛盾と捉えられますが、インスピレーションも加えて読む占星術の視点においては矛盾ではありません。
5度前ルールを適用しない方が当たると思ったから、そう読んだのです。
最後に、、、
占星学、占星術、両方において理論はとても大切。
けど、実際の鑑定ではインスピレーションを駆使して読むため、「占星術」を意識した方が結果、ホロスコープがよく読めます。
自分には直感力がない、インスピレーションが湧かないという人は、もっとたくさんのホロスコープを読んでみてください。
※最低1日1枚。
年間300枚以上のホロスコープを読めば、自然とインスピレーションも身につくし、占星術のスキルも上がります。