古典占星術の強みとは?
古典占星術は吉凶を明確に割り出す傾向が強い占術です。
良いものは良い、悪いものは悪い。
これが明確になるからこそ、人生プランが立てやすくなります。
例えば、運が下がりやすい人生分野がお金であると把握できた場合、定期的な貯金(引き落としによる貯金)や少額でも寄付をするなどで、対策が立てやすくなります。
悪いものは悪いと判断できるからこそ、実際のアクションプランが練られるのです。
占星術鑑定では吉凶メリハリのある運気を割り出すことが、とても重要なのです。
下がる運があるから上がる運も明確になる
占星術を勉強すればするほど、運命は地雷だらけだと気づきます。
凶星である火星・土星、アルゴルなどの凶恒星、クリティカルディグリー、アナリティックディグリー、本質的品位の凶の組み合わせ、エビルハウス、コンバスト、サンビーム、凶惑星からの包囲、アスペクトの凶角、リリス、ドラゴンテールなど、運命学的にはこれらのリスクと隣り合わせに僕らは生きていることになります。
ホロスコープ全体をきちんと眺めれば、人生は凶に傾きやすいことは容易に理解できるはずです。
けど、凶が明確になるから吉も明確になるもの。
そして、凶を掻き分けるようにして明確になった吉のポイントこそ、人生で勝負して良い人生分野になります。
幸運が集まる人生分野が教育なのであれば、思い切ってその分野に転職するもの良いでしょう。
また、先祖代々の仕事に縁が強い場合、そこで尽力すれば力強い運が約束されるはずです。
ホロスコープで下がる運が明確になるから、上がる運も明確になる。
上がる運に自分のリソース(お金、時間、体力)を集中させるから、充実した人生を送ることができるのです。
下がる運ほど、徳を積む必要がある
僕がクライアントの方によくお伝えしている内容の一つに、「人生の裏返し」があります。
気を抜くと不幸になりやすい人生分野だからこそ、徳を積んで、人生を凶から吉に転ずる行動が必要なってきます。
例えば、人から応援されやすく仕事で出世しやすい人ほど、実は敵も多かったり、有力者が敵に回ったりします。
人生を豊かに生きていきたい人の一部には、自分の強みに甘えてしまい、結果、不幸な人生を送る人もいます。
特に社会で活躍することが約束されている人ほど、「人生の裏返し」が必要になってくるのです。
下がりやすい運を吉へとできるか?
もちろんこれも、吉凶を明確にするからこそわかる、運命学の本質。
古典占星術は、単に占いを超えた、王道の運命学、そして生きる知恵を授けてくれる偉大な学問なのです。