占星術とは?
占星術とは学問であり、運命を知らしめる術のことです。
今この地球上にいるすべての万物は、星座、惑星、ハウス(宮)、感受点、小惑星の影響を受けていると考えられています。
星座、惑星、ハウス(宮)、感受点、小惑星の配置や関係性を読み解くことによって、自分自身の使命や天職、今後の未来予測を読み当てるのが占星術です。
その種類はさまざまにあり、西洋系、インド系、中国系、宿曜系があります。
世間一般で言われている占星術のほとんどは西洋系です。
占星術の歴史
占星術には5000年の歴史があると言われています。
占星術の起源は、古代文明発祥である中近東のユーフラテス、ティグリスの河流域に存在したシュメール、セム、アッシリア、バビロニアの民が崇拝した天体崇拝(原始宗教)から始まったとされています。
また、紀元前2600年頃、シュメール初期王朝時代のギルガメッシュ王の叙情詩(ギルガメッシュ叙情詩)に占星術の記述があります。
僕が知る限り、占星術関連の中で一番古い資料が「ギルガメシュ叙情詩」です。
その後、紀元前6世紀にギリシア、紀元前3〜2世紀にローマ、そして、日本には602年(古墳時代末期、飛鳥時代)に入ってきたと言われています。
どのような目的に合っているか?
使命
自分は何を目指して生きるべきか?
この世に生まれた意味、そして、何を成し遂げようとするのか? を知りたい時に占星術はその答えを教えてくれます。
自分が人生をかけることは、ホロスコープに書いてあります。
使命を全うすることが生まれてきた意味と言えます。
人と出会い、喜びを育むことかもしれません。
人を癒すことかも知れません。
自分の学びを人にわかりやすく伝えることかも知れません。
誰にも必ず使命はあります。
相性
自分と相手の吉凶が占星術でわかります。
誰が自分の運を上げるのか?
誰が自分の運を下げるのか?
相性は人に限らず、ペット、建物、外国の国なども見ることが可能です。
また、占星術が他の占いよりも優れている点として、悪縁が明確にわかるということが挙げられます。
リリス、ドラゴンテールといった感受点と自分との関係性によって、悪縁を特定していきます。
仕事
自分に向いている仕事は何か?
また、自分にはどんな働き方が合っているかを占星術は教えてくれます。
仕事には天職と労働とがあります。
天職とは、まさに天から与えられた仕事。
自分の性質や能力に相応しい仕事が天職です。
また、労働とはお金を得るための仕事です。
これから時代は、副業がより当たり前になってきますので、天職と労働、2つの仕事こなしていくのは自分に合った生き方と言えます。
未来予測とタイミング
これから自分の未来がどのようになっていくのか?
どのタイミングで何の運が上がるのか? どのタイミングで何の運が下がるのか?
未来予測は占星術の定番と言えます。
その未来の多くは月単位、年単位で占います。
時間単位、5年単位、7〜8年単位、30年単位で占うことも可能です。
特に転職や結婚はタイミングが勝負になります。
始まりよければ終わりよし、が占星術の基本かつ、王道の考え方です。
ファッション
自分に合った服、自分の運を上げる服を教えてくれるのが占星術でもあります。
あまり知られていませんが、人生の幸運と自分の見た目、ファッションはリンクしています。
自分の見た目を良くする、運を上げる服を着ることが、自分の運を強くします。
ホロスコープとは?
ホロスコープに書かれてあるもの
ホロスコープとは、自分が生まれた時の星座、惑星、ハウス(宮)、感受点、小惑星がの配置が書かれてあるものです。
無料のホロスコープ作成サイトで、自分のホロスコープを作った方もいらっしゃると思います。
自分の人生はすべて、ホロスコープに書かれてあるといっても過言ではありません。
ホロスコープを深く見つめ、その時のインスピレーションで運命を読み解いてく。
ホロスコープは本来の自分と繋がる神聖な地図です。
ホロスコープの種類
ホロスコープは僕が知るだけでも12種類の作り方があります。
ここでは一般的に知られている3種類のホロスコープを紹介します。
①アセンダントチャート
生まれた年月日はもちろん、母子手帳を確認して生まれた場所と時間までわかる場合は、このアセンダントチャートを作ります。
アセンダントとは、自分が生まれた時の東の地平線と星座が交わったポイントのこと。
※アセンダントを割り出すには生まれた時間と場所が必要。
他にもミッドヘブンと言って、自分が生まれた時の南中点と星座が交わったポイントもアセンダントチャートに書かれてあります。
※このミッドヘブンが天職を教えるポイントになります。
②ソーラーチャート
まず、自分の誕生日の正午の時間で惑星の位置を割り出します。
次に太陽が属している星座を第1ハウス(宮)に割り当て、以降は星座順に30度ずつに並べたチャートがソーラーチャートです。
③ルナーチャート
ソーラーチャートと同様に、生まれた時の正午の時間で惑星の位置を割り出し、月の星座を第1ハウス(宮)に割り当て、以降は星座順に30度ずつ並べたチャートがルナーチャートです。
ソーラーチャート、ルナーチートは侮れない
占星術をある程度勉強した人の多くは、アセンダントやミッドヘブン、カスプ(ハウスの境界線)の星座の度数まではっきりわかるアセンダントチャートの方が運命が深く読めると思いがちです。
けど、日々、占星術の勉強をしていれば、決してそんなことはないということが理解できるはずです。
むしろ、ソーラーチャートの方が離婚運がよく出ている、ルナーチャートの方がその人の考え方が詳しくわかるなんてことは往々にしてあり得ます。
ソーラーチャートもルナーチャートも立派なホロスコープです。
ぜひアセンダントチャートだけでなく、ソーラーチャートやルナーチャートでも研究を進めてみてください。
運命がこれまで以上に読める方になるはずです。
ホロスコープの読み方は?
ホロスコープの読み方は、大きく4種類あります。
①本質的品位
本質的品位とは惑星と星座の組み合わせによる吉凶のこと。
例えば、月はかに座にあると吉ですが、火星がかに座にあると凶になります。
これが各10惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)ごとに吉になる星座、凶になる星座があります。
②ハウス(宮)の吉凶と付帯的品位
意外と知れていないのがハウス(宮)の吉凶です。
ハウス(宮)には惑星の能力を最大限に発揮させるものと、惑星の力を奪うものとがあります。
例えば、1、10ハウス(宮)は吉であり、6、8、12ハウス(宮)は凶です。
また、恒星、速度、逆行などで吉凶を判断します。
③アスペクト
特に現代占星術で有名な理論が惑星と惑星の角度のアスペクトです。
各惑星同士の角度で吉凶があります。
例えば、各惑星が60度、120度を作っていれば吉、90度、180度を作っていれば凶、0度であれば吉凶両面です。
占星術鑑定に必要なものは?
①自分の誕生日(わかれば時間と場所)
②相性占いの場合は相手の誕生日(わかれば時間と場所)
③質問
特に重要なのが、実は質問です。
何を聞きたいのかをはっきりさせた方が、より良い鑑定になります。
質問が具体的だと、ホロスコープから読み解く答えも具体的になるからです。
生まれた場所と時間がわからない場合はどうしたら良いか?
母子手帳が手元になり、既に紛失している方もいらっしゃいますが、安心してください。
たとえ、生まれた場所と時間が分からなくても占星術鑑定は可能です。
誕生日の12時で割り出した、ソーラーチャート、ルナーチャートを用いた鑑定でも十分運命は読めます。
鑑定のお問い合わせ
鑑定の詳しい内容やお問い合わせはこちらからをご確認ください。
>>西洋・インド・古典占星術でホロスコープで読む占星術鑑定(リリスに強い)
まとめ
占星術はとても奥が深いもの。
例えば、リリス・ドラゴンテールだけが悪縁だけでなく、実際は他にも悪縁の見方があります。
ホロスコープもその時々によって、アセンダントチャート、ソーラーチャート、ルナーチャートを駆使した方がより深く、その人の運命が読めます。
ぜひ一度、占星術に挑戦してみてください。
一生役立つスキルです。
身につけて絶対に損はありません。