現代占星術と古典占星術の違いは何か?
現代占星術はアスペクト重視と言われています。
アスペクトとは惑星と惑星の角度のこと。
コンジャンクション(0度、合)、オポジション(180度、衝)、スクエア(90度)、トライン(120度)、セクスタイル(60度)といった第一種(メジャー)アスペクトが有名ですね。
第二種、第三種アスペクトの他にも、赤緯を軸としたパラレルなんてのも存在します。
ちなみに、アスペクトには何種類あるかご存知でしょうか?
アスペクトは66種類あると言われています。
一方、古典占星術は本質的品位を重視すると言われています。
本質的品位とは、惑星と星座の組み合わせ(本来・高揚・放浪・転落・ペディグリン)、トリプルシティ(昼・夜・共通)、ターム(境界)、顔(フェイス)による吉凶のこと。
僕は古典派の占星術師なので、アスペクトも見つつ、実際は本質的品位を重視しています。
古典占星術の要となるルーラー(主星)
ルーラー(主星)とは、星座を支配している惑星のこと。
極論を言えば、ルーラーは星座を支配しているので、星座よりもルーラーの方が偉いと思ってもらって構いません。
そして、ルーラーがどのハウス(宮)に入っているかで、その人の人生傾向、行動が読めます。
結婚を避けている人、縁がない人は、7ハウス(宮)のルーラーが孤独を意味する12ハウス(宮)に入っていたりします。
このルーラーこそ古典占星術の要と言っても過言ではありません。
アスペクトはどうしても性格分析に終始してしまい、具体的な行動を読むのが難しい。
むしろ古典占星術のルーラーで読んだ方が、驚くほどその人がなぜそういった行動を選んだのかが、簡単に説明できます。
一占星術師として、ルーラーこそ運命に近づく重要理論と言えます。
ハウス(宮)の吉凶はかなり重要
意外と知られていないのが、ハウス(宮)にも吉凶があるということ。
例えば、1ハウス(宮)は幸運のハウス(宮)です。
逆に12ハウス(宮)は悪霊のハウス(宮)、つまり凶となります。
本質的品位とハウス(宮)の吉凶で、運命のメリハリをしっかりと読んでいった方が、運命に近づけます。
まとめ
今回、本質的品位、ルーラー(主星)、ハウス(宮)の吉凶について解説しました。
占星術初心者は、ぜひこの3つを勉強してみてください。
本質的品位、ルーラー(主星)、ハウス(宮)の吉凶を理解すると、驚くほどホロスコープ、運命が読めます。
現代占星術的にアスペクトを66種類使いこなすよりも、よほど楽にホロスコープが読めるようになりますよ。
ぜひ挑戦してみてください!