今回のテーマは同性愛者の方々を占う注意点についてです。
結論から書くと、異性愛者、同性愛者の方の占い方に大きな違いはありません。
ですが、注意点があるのも事実です。
本記事は、
- 占いに興味がある同性愛者の方
- 実際に占ってほしい同性愛者の方
- 同性愛者の方々をどう占えばよいか?を疑問に思っている方
に向けた記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
同性愛者の相性を占う上での注意点
では、さっそく同性愛者の相性を占う上での注意点について説明していきます。
占いは歴史が古いので、原則、男性・女性、父性・母性、陽・陰の思想が深く根付いています。
一方、同性愛者の方々を占う技法については歴史がまだ浅い、もしくは研究が進んでいないのが実情です。
どうしても既存の占いのやり方で行わざるを得ません。
先にも記した通り、異性愛者、同性愛者だからといって占う手法に違いはほぼありません。
ですが、以下に記す3つ事柄については確実に注意点があります。
①同性愛者同士の結婚の吉日占い
単刀直入に書くと、結婚の吉日はどちらの運を上がっている時を採用するか? は注意が必要です。
結婚の吉日は伝統的に、男性側の運が上がっているタイミングを優先するからです。
となった場合、お二人のうち、どちらを男性側として見るかを決めないといけません。
決め方は、僕の場合、ホロスコープが男性性に偏っている方を採用しています。
※太陽、火星の本質的品位、男性星座への偏りなどを見ます。
二人同時に運が上がるタイミングというは、実践鑑定では非常に稀です。
②同性愛者同士の引っ越し占い
同性愛者同士が住む選び方、引っ越しも原則、男性側に合う家を選ぶ必要があります。
ただし、家主が女性性の強いホロスコープの持ち主の場合は、僕は家主側を優先して見ています。
家は英気を養う場所。
もちろん同性愛者のパートナー同士、双方に運が上がる家選びが理想なのはいうまでもありません。
ですが、結婚と同様に二人の運を上げる家選びは実際のところかなり難しいのです。
双方の運を上げる引っ越し先の家というのは、見つけるのが至難の業だからです。
③同性愛者同士で家を買う占い
引っ越し同様に家を買う場合も注意が必要です。
家はいわずもがな非常に高価な買い物です。
家選びはまず、二人にとっての吉方位をベースに占います。
さらに、家主の運が上がっているタイミングで家を買う必要があります。
もちろん、家主が明確な場合は問題ありません。
選択肢としてどちらを家主にすべきか? になった場合は、先にも挙げた通り、双方のホロスコープの性質で決定します。
時代によって読み方を変える
占星術は非常に歴史が古く、5000年の歴史があります。
ですので、占いの結果の解釈においては非常に古典的な要素が残っているのも事実です。
ですが、今を生きる人たちにとって、その解釈がまったくの検討外れだったり、そもそも時代に合っていなかったりすることも十分あり得ます。
今、時代は大きく変わっていっています。
もちろん占星術も生き物です。
時代に合わせていく必要があります。
伝統的な解釈を大切にしつつも、時代に合わせて時にダイナミックな刷新も必要だと僕は考えています。
今後、LGBTの方々専用の見方も具体的になっていくはずです。
ホロスコープでどう定義し、どう理論として扱うか、またその検証をどうしていくのか? という課題は非常に大きいです。
しかし、新しい時代の占星術を見出すためにチャレンジが必要でもあります。
占星術師に限らずすべての占い師は、人様の運命を丁寧に見ていく必要があります。
どこまで占いで人様の人生に寄り添えるか? はいつの時代でも研究、検討すべきなのです。