今回のテーマは、占星術占いによる遺言鑑定です。
大切な方がお亡くなりになった場合、悔やまれるのが自分に向けた最期の言葉を聞くことが叶わなかったということです。
実際の鑑定では、非常に深いテーマとなります。
占星術では遺言、つまりお亡くなりになられた方が自分に向けて伝えたかった最期の言葉を伝えることが可能です。
※占星術は本来秘技なので、ホロスコープから遺言を読み取るのは概要だけに留めます。
ご紹介する内容は、占星術の真の可能性と同時に、鑑定とはどうあるべきか? という深い内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
占い(ホロスコープ)から遺言を読む
以下、2つの視点で占い(ホロスコープ)から遺言や最期の言葉を伝えることに触れます。
ホロスコープから魂を読み取ることで、遺言が見えてきます。
人の死が訪れる瞬間とは、今世とあの世の間(はざま)にある魂が旅立つ時のことです。
人は最期の意識に走馬灯のように過去を振り返ると言います。
その時、過去出会った人たちの記憶が蘇ってきます。
遺言や最期の言葉を伝えるというのは、お亡くなりになる方が向き合う記憶のイメージを読み取るのに他なりません。
①シナストリー
相性を見るシナストリーですが、遺言を読む際にも用います。
もちろん自分に向けた遺言、最期の言葉を聞くためです。
シナストリーによって、お亡くなりになられた方の自分に対する伝えたかった言葉が明確になります。
お亡くなりになる前に見た記憶の中にいる自分との対面で、この世を去る前に浮かんだ言葉を丁寧に掬い上げます。
シナストリーから遺言を読み取る際、
- 感謝の気持ち
- 会えず後悔の気持ち
- 謝りたい気持ち
などの言葉が浮かび上がってきます。
読み手である僕自身、非常に気が引き締まる瞬間でもあります。
②ホロスコープとのシンクロ
少しわかりにくい見出しですが、「ホロスコープとのシンクロ」は今回、ブログ初めて書くことになります。
ホロスコープはシンクロ装置であるというのが僕の考え方です。
シンクロ装置というのは、ホロスコープの相手と深くつながり、その人の生き様がありありと入ってくるためのものです。
占星術はどんなに理論がしっかりしているとはいえ、占いであることには変わりません。
インスピレーションや霊感を駆使して運命を読むのが前提です。
占星術師は単に理論を使っているだけではありません。
ホロスコープとシンクロして運命を読んでいるのです。
今回テーマに挙げた「遺言」は、まさにシンクロする占星術の可能性を示したものです。
占い鑑定の本来あるべき姿とは?
今回、遺言というとても深いテーマについて、短い記事ですがお伝えしました。
最近、友人がお亡くなりになられた方とお会いして、最期の言葉が聞けなかったのが非常に無念だったという話をお聞きしました。
大切な人を亡くした無念さは、計り知れない大きな悲しみがあります。
占い師、鑑定家という立場で、時に、人様の遺言を読ませていただくことがあります。
遺言をホロスコープから読むことは、恐れ多いことであることも自覚しています。
ですが、目の前のクライアントの方の悲しみに対して、一占い師である僕ができることを全力で行うことがせめてもの関わり方ではないか? と思う所存です。
鑑定は生きる人のためにあります。
そして生きるために鑑定、占いがあるのです。
ホロスコープとシンクロし、お亡くなりになられた方を心の深いところで感じながら、クライアントの方へのメッセージを伝えるということは、占い師を超えた人との関わり方ではないか? と僕は思います。
鑑定とは人との心と魂の関わりなのです。
単に理論通りにホロスコープを読むことは誰でもできます。
ですが、プロとして一人の人間として心と魂の交流に立ち会うことこそ、真の占い師ではないでしょうか?
僕は遺言鑑定の際、そのことをいつも痛感しています。
こちらの記事もぜひお読みください。
あまりスピリチュアルを語らない僕が、本気で書いた記事です。
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