シナストリーでリリスとキロンの合(コンジャンクション)、衝(オポジション)って見た方が良いの?
これって占星術を勉強して疑問に思う方も多いと思います。
今回はこちらを解説していきます。
※占星術の基本を書きますが、運命が読めない人は、基本ができていない人です。今回の記事は自分に占星術の基本があるか? の試金石になります。
リリスの解釈、動き
悪縁の象徴であるリリスは、シナストリー(相性)では徹底的に相手を好きになり、徹底的に相手を嫌いになるという解釈ができます。
特に、不倫や離婚に大きく影響します。
リリスは約9か月間、同じ星座にいます。
リリスは月の遠地点ですが、月よりも圧倒的に動きが遅い感受点です。
単純に考えて、108か月、9年かけて一周します。
キロンの解釈、動き
一方、キロン(カイロンとも言う)は心の傷や癒し、癒しきれない傷、クヨクヨ悩む問題を示す小惑星です。
キロンは星座によって居続ける期間が違います。
おひつじ座であれば8年半、てんびん座であれば2年半です。
何故こんなにも星座によって違うのかというと、キロンは超楕円形で動く小惑星だからです。
この記事を書いている2021年8月26日(木)時点でキロンはおひつじ座にいます。
キロンは2019年3月におひつじ座に入りました。
キロンがおうし座に入るのは、2027年4月です。
キロンって実は動きの遅い小惑星なのです。
結局、リリスとキロンの合、衝は見るべきなの?
シナストリーでリリス、キロンの合(コンジャンクション)、衝(オポジション)は結論から言うと、、、
重視しなくて良い
と言えます。
ホロスコープを読む基本として、動きが速い惑星や感受点を重視するからです。
ということは動きが遅い惑星や感受点はそれほど重視しなくて良いということになります。←これが基本。
絶対見てはいけない、というわけではないのですが、自分のリリスと相手のキロンが合だからと言って、相手は自分に対して癒しを求めているといった解釈は正直かなり微妙です。
もし、それを正とするならば、この世に一体どれだけの人が自分に癒しを求めるんだ? という話になるからです。
実際の鑑定では、ある一箇所だけを見て運命を特定することは稀です。
あらゆる視点で考察し、総合的な判断で運命を読み当てることがほとんどだからです。
ホロスコープや相性を見る場合や、やはり基本が大事です。