2021年9月1日(水)、僕の占星術講座の生徒さんと一緒に即興で2021年秋分図を読みました。
2021年の秋分図は確実に荒れ模様を表現していました。
「菅首相、首相辞めてるよ」。
ふと、生徒さんにそう伝えたら、2021年9月3日(金)に「菅首相辞任報道」がマスコミから発表されました。
生徒さんとともに、マンデン占星術(社会占星術)の奥深さを実感した次第です。
今回は、マンデン占星術の紹介と2021年秋分図を解説したいと思います。
※読み終わる頃には占星術の可能性を実感できるはずです。
マンデン占星術とは?
マンデン占星術とは、天変地異や国家の運命を占う占星術です。
四季図や食図、始源図、国家元首のホロスコープで占います。
別名「社会占星術」とも呼ばれており、人によっては経済の動向、特に株価の変動を調べる方もいるようです。
マンデン占星術は非常に重要な占術です。
なぜなら、実際の鑑定では、その人の運命に加えて世間の動向も加味しないと運命が特定しづらいからです。
秋分図で3か月の運を読む
その国の1年間の運目を占う時、春分図が使用されます。
例えば日本の場合、2021年3月20日18時37分に太陽がおひつじ座に入りました。
その瞬間のホロスコープ(プラシーダス)が日本の2021年の春分図です。
今回は、春分図ではなく、2021年の秋分図(太陽が天秤座に入った瞬間)のホロスコープで、秋の日本の動向を見ていきたいと思います。
2021年秋分図の解説
2021年の日本の秋分図を僕がどう読んだのかを解説します。
太陽は2021年9月23日4時21分(日本時間)頃、太陽はてんびん座に入ります。
首相を表す10ハウス(宮)カスプが変通星座のふたご座。←変化の象徴。若手。
その主星である水星が2ハウス(宮)に入り、徹底的変化の冥王星とスクエア。←首相交代。
月は国民を表すと同時に議会を表す11ハウス(宮)の主星が、徹底的変化の8ハウス(宮)に入っています。
水星は月と衝(オポジション)。←国民感情の反感、議会の不和。
水星は1ハウス(宮)の主星でもあります。←こちらも月と同様に国民を意味します。
つまり、今回の水星は首相と国民、両方の意味を兼ね備えています。
それが2ハウス(宮)にあるので、国民の金銭的な不安がさらに増大されます。
この水星は9月27日に逆行します。
水星が順行に戻るのが10月19日。
水星のラストアスペクトは冥王星でスクエア。
冥王星は3ハウス(宮)の主星であり、5ハウス(宮)に入っています。
インスピレーションで読むと3ハウス(宮)は投票用紙、5ハウス(宮)は挑戦。
※5ハウス(宮)冥王星はやぎ座です。やぎ座は10ハウス(宮)のナチュラルサインです。こちらも政治や首相を意味します。
また、同じく3ハウス(宮)の主星である火星は国家元首である太陽とコンジャンクション。
太陽、火星は天秤座にあり品位が悪く、国全体を意味する1ハウス(宮)にあります。
太陽は悪霊の12ハウス(宮)から来ています。
選挙が開催されるのであれば、国民の厳しい審判が下されそうです。
やっぱり古典占星術の基礎は大切
マンデン占星術で2021年日本の秋分図を解説しました。
使っている理論はどれも古典占星術の基本ばかりです。
占星術は難しい理論を使いこなすのではなく、ミルフィーユのように基礎理論を積み重ねていく方が圧倒的にホロスコープが読めるようになります。
今回の秋分図は古典占星術の基礎をしっかりと勉強すれば、誰でも読めるようになるのです。
占星術を勉強している人、これから占星術を勉強される方はぜひ、占星術の基礎を真剣に学んでみてください。
まとめ
マンデン占星術は大変面白い占術です。
先にも書いた通り、人様の運命はその方のホロスコープに加えて、その時代を加味した情報がないと読めないものです。
占星術は真剣に学べば必ずその恩恵をもたらしてくれます。
とにかく基礎です。
基礎をしっかりと学び、日々、ホロスコープを見つめてみてください。
努力次第で人様のお力になれる、素晴らしい占星術師へと成長するはずです。