占星術でリリスに興味を持っている人はとても多いです。
リリスで自分の宿命(病気、人間関係、仕事におけるトラブル)や人生で深く関わるテーマ(恋愛、結婚)を読んだり、相性で悪縁を読んだりできます。
リリスは本当にその意味を理解しようとするならば、旧約聖書、新約聖書を確認しなければならないぐらい奥が深いものです。
今回は、意外と多くの方が疑問に思っているリリスのノーアスペクトについて解説していきます。
ノーアスペクトとは?
まず、ノーアスペクトとは何か?
ノーアスペクトとは、惑星が他の惑星と第一種アスペクト(0度、60度、90度、120度、180度)を作っていない状態のことです。
例えば、ぴったり0度のアスペクトというのはほぼあり得ないので、実際はオーブ(許容度)内で、第一種アスペクトを作っているか? の確認になります。
オーブは、古典占星術、現代占星術で違います。
例えば、古典占星術のオーブの場合、太陽は接近12度、分離17度ですのでかなり広いですので、ノーアスペクトを作る惑星は必然的に少なくなります。
ノーアスペクトの解釈は?
ノーアスペクトは人によっては、暴走しがちだが、理性を保てば人よりも並外れた力を発揮するという解釈をされる人もいるようです。
少なくとも僕の研究においては、ノーアスペクトこそ理性が効かないので、ほぼ暴走状態になり、その惑星が運命に悪い影響を与えることがほとんどです。
余談ですが、ホロスコープがある程度読めるようになってくると、ホロスコープが地雷だらけのように見えますし、その見えるのは正しいことなのです。
ホロスコープは人生におけるリスク、危険を読むものでもあり、理性を保って地雷だらけの運命を生き抜かなければならないことを教えてくれます。
ホロスコープはあまり都合よく解釈しない方が運命がよく読めるものなのです。
リリスのノーアスペクト
リリスにノーアスペクトはあるのか?
結論から言うと、理論的にはありません。
先ほど、
ノーアスペクトとは、惑星が他の惑星と第一種アスペクト(0度、60度、90度、120度、180度)を作っていない状態のこと
と書きましたが、ノーアスペクトとはあくまで惑星だけに適用される理論です。
リリスは月の遠地点を示す「感受点」です。
※感受点とは、あくまでもそこにあると仮定した実在しないもの。
感受点は惑星ではありませんので、ノーアスペクトの理論は適用されません。
まとめ
今回、リリスのノーアスペクトについて解説しました。
感受点にノーアスペクトはない、を覚えていただければと思います。
また、リリスは学べば学ぶほどその魅力に取り憑かれてしまうぐらい、大変興味深い存在です。
こちらの記事は非常によく読まれていますので、ぜひご確認ください。
リリスが強いホロスコープで、人生うまくいく人、苦労している人の違いは?